「生涯の相棒は5万円で買ったハチロク!」美しさを保ちながら進化を続けるAE86レビン

5万円で購入したAE86レビンを楽しみ尽くす

息子さんは現行86乗りという生粋のハチロク親子!

「このハチロクは僕が二十歳の頃、地元の後輩から5万円で譲ってもらったもの。今では考えられないような話ですけどね(笑) 」。今年で39年目を迎える相棒との馴れ初めを笑顔で語るオーナー。

それにしても凄まじいコンディションだ。オールペイントされていると聞いて納得したが、それでも“ご長寿”とは思えない美しさなのである。オーナーの深い愛情を受けながら、大切に育てられてきたであろうことは容易に想像が付く。

ホイールは、ジュビライドのオーバーフェンダーをセットした上で深リムのワークエクイップ(F9.0J×15-28 R9.5J×15-47)をインストール。サスペンションは、フロントがAE92用の社外ショックでリヤがTRDの調整式ショートだ。

なお、ホイールもまるで新品のような輝きを放っているが、その理由を尋ねると「ホイールは10セット以上持っているんです。で、その日の気分で付け替えるんだけど、外したホイールは裏側まで全部磨くようにしているからね」とのこと。

エンジンはAE101腰下ベースで、純正0.5mmオーバーサイズの東名パワード81.5φ鍛造ピストンや戸田レーシングのIN288度/EX304度カムを組み込んだ170馬力仕様としている。

インテークは、OER製の47φという4A-G用としてはかなり大きめのキャブレターを軸に構築。走りを求めるのならもう少し小さなスロットル径がベストではあるものの、キャブらしいサウンドを追求した結果のチョイスだ。

排気系には、水上自動車製の4-1等長EXマニとCBY(クリスタルボディ横浜)の60φマフラーをセット。光り輝く美しい90φのテールエンドから放たれる高周波サウンドは絶品だ。

室内はロールケージやレカロのバケットシートがセットされているものの、内装パーツ類に欠品はなく美しいコンディションを保つ。

「セルシオとかランエボに浮気した時期もあるけど、その間もコイツだけは手放しませんでした。やりたいことが尽きないし、本当に不思議なクルマですよ」とほくそ笑むオーナー。

最近は、ZN6型86に乗る息子さんとチューニング談義をするのが楽しみなのだとか。新旧ハチロクで築く素敵な親子関係、羨ましいかぎりだ。

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