ゲストトークやブース多数でドレコン以外も盛り沢山!

玄人好みのチューンド達が大乱舞!

3月17日(日)、静岡県沼津市の『キラメッセぬまづ』で開催された“第7回ドレスアップカーコンテスト”。主催は『グランドスラム富士』で、ヨコハマホイールの年間販売数が5年連続ナンバーワンの実績を誇り、“はじめてのカスタムやドレスアップ”を得意としている老舗タイヤショップだ。

コロナ禍の影響で、実に5年ぶりの開催となったドレスアップカーコンテストだが、会場には80台の多種多様なチューニング&カスタムカーが集結。その大半が、普段からグランドスラム富士に足を運んでいるユーザー達とのことだ。

一般的にこの手のイベントは、ジャンルを限定したハイレベルなカーショーという印象が強い。しかし、このドレスアップカーコンテストは“あらゆる壁”を取り払って間口を拡大。その結果、スポーツモデルだけでなくミニバンやコンパクト、SUV、欧州スーパースポーツ…等々、様々な車種が入り乱れる独特の多国籍カスタムカーワールドが形成されていたのだ。

会場のセンターには、東京オートサロン2020で話題を呼んだアドバンカラーのレーシングGRスープラと、D1ライツで活躍する粟野如月選手のJZX100クレスタがゲストカーとして展示。どちらも間近で見れる機会など皆無に等しいスーパーチューンドだけに、多くの来場客が食い入るように細部チェックしていたのが印象的だった。

コンテンツは本格的なドレスアップコンテストの他、粟野選手によるトークショーや豪華景品争奪のビンゴ大会なども開催され、終始アットホームな雰囲気が会場を包んでいた。なお、トークの司会はグランドスラム富士の店長の奥様が担当。

その他、ヨコハマホイール(アドバンレーシング)やレイズ、ワークなど、10社以上の国内メジャーパーツメーカーがブースを構え、新作&売れ筋パーツを展示。タイヤショップ単独主催のイベントで、これだけの出展があるのは異例だ。この辺りも、グランドスラム富士の強さの一例と言えよう。

それでは最後に、一般来場者投票によるドレスアップコンテストの上位入賞者をまとめて紹介していこう。

ドレスアップコンテスト1位

ドレコン1位に輝いたのは、38年前に新車2年落ちのAE86レビンを購入したというオーナーの愛機。走行距離は42万kmに達しているが、オーナー自身の手による再塗装やレストアを繰り返しながらコンディションをキープし続けているため、今なお現役バリバリという奇跡のハチロクだ。

ドレスアップコンテスト2位

18歳の時にこのER34スカイラインを購入し、4年の歳月を費やしてコツコツと自分好みのスタイルに仕上げてきたそう。エクステリアは、前期純正リップに純正加工フェンダーというシンプルな組み合わせながら、プレミアムサンライトパール(フォット純正色)へのオールペイントでイメージチェンジ。足元を飾るのは、アドバンレーシングGT(10.5+25)だ。

ドレスアップコンテスト3位

今や街中で見かけることは皆無に等しいEFシビックが3位入賞。シンプル&シックなエクステリアとは裏腹に、内装はフルバケ+5点式ロールケージでレーシングな印象に。ホイールはエンケイRP-F1、タイヤにはプロクセスR1Rをセットしていた。

ドレスアップコンテスト4位

トラウムのハーフスポイラーに純正オプションのサイド&リヤハーフという構成でまとめ上げたJZX100チェイサー。その他、純正フロントフェンダーには鉄板加工でダクトを追加したり、ヘッドライトにLEDリングを埋め込むなどが全方位に個性が光る。ホイールはアステリズムブラックのワークエモーションT7R 2P(F9.0J×18+20 10J×18+43)だ。

ドレスアップコンテスト5位

大人の雰囲気で仕上げられたSC430。オーナーは「快適性を犠牲にすることなく中身もキッチリ」というコンセプトを掲げており、トムスやアラゴスタ、ヴァルドなど最高峰のメーカーのパーツでカスタム。ホイールはアドバンレーシングRZ-DF2だ。

次回の開催は2026年だ!

ドレスアップコンテストが実施されるイベントは増えているが、ここまで本格的な屋内イベントともなると希少な存在。次回開催は2年後とのことだが、「こんなイベントなら、次はぜひレポートではなく愛車で参加したい!」と心から思った次第だ。

TEXT&PHOTO:山本大介(Daisuke YAMAMOTO)

【関連サイト】
グランドスラム富士
https://www.y-yokohama.com/tire-garden-service/shop/415/top