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R31ハウスの開発車両としても活躍!?
究極のチューンドRB20ユニットを搭載
新車からHR31に乗り続ける強者オーナーの登場だ。主治医はお馴染みの“R31ハウス”なのだが、その付き合いは長く、R31ハウス柴田さんいわく「ウチがホームページを開設したその日にメールがありまして。ディーラーで修理できないと言われたもんで困っとる、と。今ウチには3000人以上のお客さんがおりますけど、その中でこのオーナーさんは二人目のお客なんです」とのこと。
そのため、このHR31は新作パーツの開発実験車両という役目もこなしながら少しずつ進化を続け、行き着いたのが、R31ハウスが柿本レーシングとタッグを組んで作り上げた究極のRB20DET、2.2L仕様となる『柿本コラボエンジン(絶版)』だった。
仕様は、純正4mmオーバーサイズの東名82φ鍛造ピストンを組み、排気量を2207ccまで拡大。シリンダーブロック&ヘッド面研やバルブシートカット、各部バランス取りなどを行なった上で精密に組み立てられる究極のRB20DETだ。
そんな至宝のパワーユニットに、GTS-R純正等長ステンのサウンドを再現したR31ハウスのパイーンEXマニに、アメリカ・ギャレット社と共同開発したTO4EプロTタービンという、柴田さんの魂がこもったオリジナルパーツが組み合わされている。
冷却系では、コア&パイピングとモーターが干渉するため、前置きインタークーラーにするとGTオートスポイラーが使えなくなる…というのがR31乗りの常識。
ところが、トラスト特注コア&サイドタンクとパイピングの取り回し&モーター加工によって、その常識を覆したのだ。
柿本レーシングと共同で開発した柿本コラボ(チタン改)マフラーを装着。メインパイプ径は76φでパイーンEXマニ、フロントパイプと合わせて官能的なエキゾーストサウンドを実現する。
駆動系は、ニスモカッパーミックスツインクラッチにECR33純正5速MTという組み合わせ。パワー&トルクに対する強度や耐久性を向上させる他、シフトフィールも改善している。プロペラシャフトはワンオフ品だ。
足回りには、エンドレスジールとの共同開発品になる車高調がセットされる。バネレートは標準のフロント8kg/mm、リヤ6kg/mm。また、ハブの5穴化を図った上で、前後ともBCNR33純正ブレンボキャリパー+ディクセルローターでブレーキを強化。
ホイールはボルクレーシングTE37SLで、フロント8.5Jオフセット+10、リヤ9.5Jオフセット+12という限定100本(25台分)のR31専用サイズ。5穴ハブ化が前提で、フロント215/45-17、リヤ245/40-17サイズのタイヤを組み合わせるとスペーサー無しでツライチを実現する。
追加メーターは一切無く、ステアリングコラムの上にブリッツSBC i-Dが装着される以外、ステアリングホイールやシートにいたるまでノーマル状態を保つインテリア。「内外装はできるだけノーマルで」というのがオーナーの拘りなのである。
「内外装はできるだけノーマルを維持したい。でも、走るなら楽しい方が良い!」というのがオーナーの考え。R31ハウスと二人三脚で進めるチューニングは、これからもまだまだ続いていくのだ。
●問い合わせ:SHIBATA R31HOUSE 岐阜県加茂郡坂祝町黒岩1081 TEL:0574-28-0899
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