「風洞実験まで敢行した超本格派！」ガレージベリーのRZ34エアロ開発が止まらない!!

公開日 2024/05/28
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著者 weboption

フルバンパー＆リヤウイングを新規開発！

機能美を体現した流麗シルエット完成

「より良い製品をより高いクオリティで」を基本コンセプトにする“ガレージ・ベリー”。長年に渡って開発から生産までの一貫体制を敷き、エアロパーツを提供し続けてきた老舗だ。そんな同社のホットモデルが今回紹介するRZ34型フェアレディZ用のボディキットだ。

ガレージベリーの本気度はハンパではなく、今作のために静岡県沼津市にある“日本風洞試験富士エアロパフォーマンスセンター”にデモカーを持ち込んで実車風洞実験を行ったほどなのである。

何と言っても印象的なのが、空力最優先で設計されたフロントバンパー(20万3500円)。市場では純正バンパーに追加するリップタイプが主流だが、空力と冷却性能を飛躍させるためにはバンパースポイラーであることが絶対と判断したそうだ。

S30時代のGノーズを意識してデザインしたこともあり、バンパーは67mmのロングノーズ仕様となる。純正ミリ波レーダーのセンサーも設置可能で、専用リップスポイラー（FRP：4万6200円／平織りカーボン：8万8000円／綾織りカーボン：9万9000円）も用意されている。

GTゲートウイング（19万8000円〜33万円）も見逃せない。保安基準の範囲内で最大限のパフォーマンスを発揮できるように設計された今作、RZ34の美しいボディラインを崩さないようにデザインされており、グラマラスなスタイリングをより際立たせる効果も抜群だ。

風洞実験で純正リヤスポイラーとGTゲートウイングを比べた（フロントバンパーはガレージベリー新作／リップ無し）ところ、リヤの揚力が4.5倍近く増えて大幅なダウンフォースアップが確認された。その分、フロント側が浮き気味になるため、このウイングの性能を使い切るためには専用リップスポイラーを追加するなどして前後の空力バランスを整えるのが正解というわけだ。

純正ホイール&サスペンションのままでローダウンを演出できるように開発された、前後のローフェンダートリム（FRP：6万6000円）も必見。ワイド幅は車検対応の片側9mmで留めつつ、フェンダーアーチ中央部を約20mmダウン。これにより、タイヤとフェンダーの隙間を狭めて視覚的にシャコタンを演出しているのだ。このあたりは、ユーザーの意見を取り入れながら設計したそうだ。