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細部の小技でオリジナリティを演出!
妥協無きスタイリングへの追求で生まれたスポーティ過ぎるジェイド
参加条件は唯一”ボディカラーがオレンジ”ということで、ジャンルレスの様々なカスタム&チューニングカーが集結したオレンジミーティング。
その会場内で、スポーツマインド溢れるオーラを放っていたのがこのジェイドRS(FR5)。以前は、アコードユーロRで走りを楽しんでいたというオーナーがモディファイを進めている愛車だ。
攻撃的なフロントアンダースポイラーは無限製をセレクト。フロントのボリュームとバランスさせるようにサイドにはクラフテック製の汎用サイドステップをセットし、リヤアンダー部分も純正にダクトを追加して個性を演出する。
ちなみに、サイドステップはジェイドの持つくびれ形状には全く合わなかったそうだが、無理やりボルト留めしたところ、あたかも専用品かのようなフィッティングとなったそう。極薄で車高にもほとんど影響を与えないパーツながら、大幅なイメージアップに貢献している。
ルーフスポイラーはモデューロ製だ。通常はオレンジのみの単色だが、ブラックアウトされたルーフに合わせてブラックの部分を延長。尻切れ感の無い伸びやかなイメージを構築している。
ホイールは19インチのワークエモーションCR極。フロントが8.5Jプラス42、リヤが9.5Jプラス38という構成で、フロントのみ5mmのスペーサーを噛ませ適度なツライチ具合にセットしている。車高調はブリッツのZZ-Rで、アーム類は純正のままナチュラルにローダウン。
コクピットで目を引くのはピボット製の電圧計、水温計、ブースト計で構成された3連メーター。VTECターボのL15B搭載車ということで装備されたこれらの計器類は、純正のパネルにDIYで穴を空けて美しくマウントされている。
シートは以前のアコードユーロR時代からの引き継ぎで、ホンダ系チューニングショップのシーカーとブリッドがコラボして生み出したビオスIII。インテリアからも走り好きのチューンドならではの雰囲気が漂っている。
エンブレムはあえてのブラックアウト仕様。これは「仮想タイプR仕様ではなく、オリジナリティを追求した車両なので」とのこと。明確なコンセプトに基づいて製作された拘りのジェイドRS、オーナーのセンスの良さが光るスーパーカスタムだ。
PHOTO:土屋勇人(HAYATO Tsuchiya)