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アルテッツァのパワートレインをフル移植したドリフトスペック!
街乗りも快適で壊れない3S-GE仕様
4.5A-G仕様のNAメカチューンでAE86ドリフトライフを楽しんでいたオーナーだったが、子供が産まれるのを機に方向転換。速さと耐久性のバランスを考えて、3S-GEエンジンの換装に踏み切った。
搭載した3S-GEは、KMSのワンオフEXマニ&エンドマフラーを導入した実測200psの吸排気チューン仕様。かつての4.5A-G仕様より絶対的な速さは劣るものの、低速トルクが太くトラブルフリーなので大満足とのこと。
また、以前の4.5A-G仕様では駆動系トラブルも絶えなかったが、エンジンのみならずミッションやデフまでアルテッツァ用を移植したこともあり、換装以来ノントラブル。当然、エアコンやパワステ等の快適装備も生かせるため、家族グルマとしても活躍できるようになった。
なお、エンジン換装にあたっては3S-Gはエンジン高があるため、逃げの大きいランフリー製ボンネットを導入して対応。ワンオフエアロに叩き出しフェンダーでエクステリアもドレスアップ済みだ。ヘッドライトやテールランプはオーナー自らLED加工している。
メインメーターはアルテッツァ純正をビルトイン。ECUごと移設しているため、燃料計も問題なく機能するので車検の心配もなしだ。
車高調はニューロ(F13kg/mm R8kg/mm)で、ブレーキキャリパーはフロントにFC3S用を、リヤにAE111用をそれぞれ移植。マスターバックはスターレット用を流用して前後の効き具合を調整する。ホイールはフロントがSSRのプロフェッサーMS1で、リヤはボルクレーシングCE28だ。
エンジンスワップを軸にしたチューニングは大幅なパワーアップを目的としたものが多いが、このAE86オーナーにとっては長くドリフトを楽しむための手段だったというわけだ。