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低・中回転からの力強さが高回転域まで持続!
FA20に引き続き、FA24もエキマニ交換は超重要パート
GR86&BRZ用のアイテムを多彩に展開している“フジツボ”が、メインパイプ径を変更した”新仕様のA-RMマフラーを発売した。
フジツボは、すでにGR86&BRZカップ・プロフェッショナルシリーズの指定部品としてメインパイプ径70φ仕様のA-RMをリリースしているが、今作はそこからメインパイプ径を10φダウン。これは、「より低中速トルク重視のマフラーが欲しい」という現場からのリクエストを満たすためのアップデートだ。
当然ながら、ピークパワーとトルクでは70φ仕様に比べて若干劣る。しかし、70φ仕様が最大トルクを5860pmで発生するのに対して、60φ仕様は3217rpmと、かなり低い回転域から立ち上がるのだ。
この特性がハマるサーキットは意外なほど多く、70φ仕様に比べて1kg近く軽量で仕上がるのも、1/100秒を争うシーンではプラスに働く。価格は60φ仕様&70φ仕様いずれも同額の13万3100円だ。
中間パイプ部に存在するストレート形状のチャンバーは、パワーを犠牲にせず音量を抑えるための装備。加速騒音の規制対策に有効な手段となっており、フジツボの他車種用マフラーでも見受けられる。
同社の展開するエキマニ「スーパーEX」(30万5800円)は、3500〜4800rpm付近にあるトルクの谷を減らし、中速域のトルク不足を補うことが可能。シャシダイ上でのグラフでも見て取れるが、その効果は実際ドライブした際にも体感できるほどだ。
4−2集合前のメッシュ形状や集合部の当て板など、ストリートユースでの耐久性にも配慮がなされている。最低地上高もしっかり確保。第一触媒部分はスポーツキャタライザーに変更される。
このスーパーEXとA-RM(60φ仕様)のコンビネーションは強烈で、低速から力強く、その勢いが高回転域まで続く。全域で扱いやすくパワフルになり、「あとはスピードリミッターカットくらいで…」となるレベル。費用対効果も非常に大きく、まさにGR86&BRZのマストチューニングと言える仕上がりだ。
●問い合わせ:藤壺技研工業 TEL:055-998-0130
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