「HKSが早くもGRヤリスを完全攻略!?」すでに基本的チューニングパーツは充実の展開!

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GRヤリスも絶好のチューニング素材に!

GRヤリスをチューニングベースの主力車種と位置付けて、パーツ開発に取り組んでいる“HKS”。その本気度は、充実した製品ラインアップを見れば一目瞭然だ。早速、それぞれのパーツを見ていこう。

GRヤリスに採用されているタービンのアクチュエーターは、EVCなど従来型のブーストコントローラーでは対応できない負圧式だ。そこでHKSは、純正の圧力センサーを利用してブースト圧を高めることが可能なパワーエディターを先行開発したわけだが、ここにきて、さらなる精密ブースト制御を実現できる上位モデル“パワーエディターR(11万2200円)”を投入してきた。

最大の変更点は圧力のみ(2ch)で制御する従来モデルに対し、制御センサーの入力チャンネル数を4chに増やすことで、エンジン回転数やアクセル開度、さらに任意で車速の把握が可能となったこと。これにより実走行状態に合わせたブーストコントロールが可能となったというわけだ。

もちろん、GRヤリス専用設計のため装着はカプラーオン。ユニット内には推奨データ(純正比21ps&4.1kgmアップ)もプリセット済みなので、手軽にブーストアップによる爽快な走りが楽しめる。

さらに、プロチューナーやエキスパートユーザー向けには、専用のイージーライター(無償配布)も用意。エンジン回転や車速、スロットル開度などに応じた3D補正マップによるきめ細かなブースト制御が可能となるのだ。

パワーエディターとセットで導入したいのが、コールドエアインテーク(22万円)だ。これは、フレッシュエアを効率良く取り込むことを目的とした総合インテークシステで、HKS独自のフローベンチテストでは、最大20パーセントの通気抵抗低減を達成している。

パーツ構成はムキ出しエアクリーナー「スーパーパワーフロー」、カーボンサクションパイプ、カーボンヒートインシュレーター、エアフロアダプターとなる。

高級感溢れるエンジンルームを演出するドレスアップパーツも用意。ドライカーボン製のエンジンカバーは整流効果も高める設計で価格は6万3800円。同一素材のヒューズボックスカバーは1万7600円だ。

ブーストアップ仕様に相応しい容量を誇るRタイプインタークーラー(21万7800円)も設定。新規積層タイプコアの採用により重量増を最小限に抑えつつ、圧力損失の低減と高い冷却性能の両立を実現。コアサイズは幅645mm×高さ205mm×奥行き105mmと、純正(幅645mm×高さ145mm×奥行き80mm)から大幅な容量アップを果たしている。

また、小型で高い冷却性能を実現したオイルクーラー(14万8000円)もスポーツ走行の必需品だ。

チューニングを進める上で欠かせないエキゾーストマフラーは、基本となる排気効率の向上はもちろん、走りを演出するサウンドやリヤスタイルのドレスアップ効果をもたらしてくれる。

GRヤリス(GXPA16)用にはハイパワースペックLII、リーガマックスプレミアム、スーパーターボの3タイプが設定されていたが、第4の選択肢として追加されたのがフルチタン素材を採用したスーパーターボマフラーTi(59万4000円)だ。

74.7→60.5φのパイプレイアウトはスーパーターボと同様だが、薄肉チタン素材の採用に合わせて分岐パイプを専用設計。これにより、純正比でマイナス約70%の排気抵抗低減を達成した。

さらにフルチタン仕様ということで、純正マフラー(12.4kg)に対して、約9.2kgと約26%の軽量化を実現している点も見逃せない。

サウンドチューニングも徹底追求し、新設計の中間サイレンサーにはサイレントチャンバーを追加。不快なこもり音を抑えながらチタン特有の音質が楽しめる。近接騒音値は88dB(純正79dB)の設定だ。

スーパーターボマフラーの特徴であるスリットを採用したチタン製テール。ヒートグラデーション入りの艶消しフィニッシュが、フラッグシップモデルであることを印象付ける。サイドのHKS刻印も誇らしげだ。

このパワーグラフは、純正マフラーとスーパーターボマフラーTiを比較したものだが、その差は圧倒的。排気性能の向上効果は凄まじく、ノーマルでは頭打ちとなる高回転域で最大22.7psアップ、中間域ではトルクの谷間が消え去り、2.0kgmのトルクアップを果たしていることが分かる。

エキゾースト環境の上流に位置するキャタライザーにもHKSのチューニング魂は注入される。 高い排気効率と浄化性能を両立したメタルキャタライザーがそれだ。

パイプ径は純正の70φからφ75φへと拡大。重要な触媒部も、第1/第2ともに150cpi(純正:第1:600cpi、だい2:300cpi)の低密度セルを採用。高い排気効率を実現しつつ、触媒貴金属を最適化することで純正レベルの浄化性能を保持しているのである。もちろん、第三者機関による排ガス証明書を取得した車検対応品だ。

HKSの社内テストでは、触媒のみの交換で最高出力8ps/最大トルク1.5kgmのアップを達成。さらに、HKSスーパーターボマフラーとの組み合わせでは、14ps&2kgmものエクストラパワーの獲得を確認している。

エアロパーツ(フルキット:37万4000円)も開発。純正バンパーやサイドステップのボトムラインを強調するデザインで迫力を獲得している。基本のキットはフロント、サイド、リヤのセット。カナード(9万3500円)とリヤウイング(24万2000円)はオプション設定となる。

パワーと軽さを兼ね揃え、世界と戦えるパフォーマンスを誇るGRヤリス。現行国産車では最高の逸材を、HKSパーツで自分好みの特別な1台に仕上げてほしい。

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●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

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