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これぞもう一つのワタナベエイトスポーク!
フォージングRに合わせてN2仕様のハチロクを新規製作
20年以上前に、“RSワタナベ”から発売されたフォージングエイト。RSワタナベ伝統のエイトスポーク形状だが、当時はFF用モデルのみの展開だったこともあり、「同様のデザインかつ鍛造製法で、FRにも履ける深リム仕様が欲しい」というリクエストは多く寄せられていた。
そんな要望に応える形で製品化されたのが、今回紹介する“フォージングR”。旧車とのマッチングを考慮し、細部のデザインをリファインしつつ性能面での見直しも図られた逸品だ。
アルミ鍛造製法ということで高剛性であるのはもちろんだが、注目したいのはその軽さ。同社のアルミ製エイトスポーク(8.0J×15インチ)が7.3kg、同サイズのマグネシウム製エイトスポークが6.0kgであるのに対し、フォージングRは5.0kg。マグネシウム製モデルよりも軽量に仕上げられているのだ。
RSワタナベでは、今回発売されたフォージングRに合わせてニューデモカーとしてAE86を製作。富士N2決戦やAE86ドリフト日本一決定戦への出場を目論んでおり、日本一のハチロクを目指していくという。
エンジンは亀有Φ82.5ピストン、CBYコンロッド、クランクフル加工で200馬力オーバーを発生させる4.5A-Gフルチューン。カムは戸田レーシングのIN&EX:298で、制御はフルコンのLINKにて行う。
4連スロットルはバイクのハヤブサ用を流用し、ドライカーボン製のファンネルを組み合わせる。一方のエキゾーストはCBY製のチタンエキマニ(4−2−1)で、同じくCBY製のフルチタンマフラーへと繋がるレイアウトだ。
室内は純正の雰囲気を保ちながら、剥き出しのフロアや8点式ロールケージでかなりスパルタンな雰囲気。ファルコン製ステアリングには、RSスワタナベの刺繍が入る。
ステアリング同様に、ブリッドのジーグ4をベースにしたフルバケットシートも、RSワタナベの刺繍が入ったスペシャル品だ。
ホイールは前後共にフォージングRで、ハブ部にCBYのロゴが入るスペシャル仕様。サイズは15インチで、フロントが9.5Jマイナス19、リヤが10Jマイナス25。フロントブレーキはエンドレスの4ポットキャリパー+280mmmローターで、リヤは純正キャリパーと油圧サイド用のキャリパーを組み合わせている。
なお、フォージングRは15インチのみの設定だが、リム幅は6.5Jから11Jまでワイドレンジで用意されているため、今回取り上げたデモカーのようなワイドボディスタイルのみならず、多彩なチューンドに装着可能だ。
その存在感は圧倒的。新たな扉を開いたレジェンドホイールに魅かれるファンはきっと多いのではないだろうか。
●問い合わせ:レーシングサービスワタナベ TEL:045-573-5629
【関連リンク】
レーシングサービスワタナベ
https://www.rs-watanabe.co.jp/
フォージングR
https://www.rs-watanabe.co.jp/products/wheel/forgingr/