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リヤのロアアームだけで3種類も展開!
質実剛健なフットワークアイテムに注目
間もなく創業50周年を迎える老舗メーカー“シルクロード”がプロデュースしている、充実のフットワークアイテム群。「ハンドリングの最適化はセッティング自由度の拡大」との考えから、多くの車種へサスペンションアームを供給しており、それらは安心・安全のメイド・イン・ジャパン。
過酷な状況での使用を前提にタフネスさを引き上げるためのカチオン電着ブラック塗装や、高品質・高耐久な国産ピロボールを採用するだけでなく、GR86/BRZ用に関しては走るステージやクルマの仕様によってチョイスできるよう、リヤロアアームは3モデルを揃えるほどの拘りぶりだ。
同社は、サスペンションアームやエンジントルクダンパーなどに特化した商品開発を行っているが、今回は三重県にあるプロショップ“WONDER”とのコラボレーションにより、「純正アップデート」をキーコンセプトとした幅広いパーツを手掛けることになったという。
キャスター角調整が可能となるターンバックル機構を備えたリヤテンションロッドは、純正同様の形状でストロークの長いフットワークにも装着可能とした標準タイプ(4万3780円)と、ダンパーセット長380mm以下で使用可能なストレートタイプ(3万7180円)をラインナップ。
調整幅マイナス30〜0mmの標準タイプはスフェリカルピロボール、調整幅マイナス17〜プラス13mmのストレートタイプはブーツ付きロッドエンドピロボールを採用。
リヤトーロッド(4万480円)にはブーツ付きロッドエンドピロボールが採用され、調整幅はマイナス10〜プラス20mmとなっている。
アーム長調整範囲をマイナス5〜プラス25mmとしたリヤロアアームシリーズ。箱型構造でナックル取り付け位置を変更可能(純正またはマイナス20mm)としたリヤロアアーム(5万4780円)に加え、プレート構造でナックル取り付け位置(マイナス25mm/マイナス45mm)だけでなくダンパーやスタビリンク位置も3段階調整可能としたものがタイプ-0(4万3780円)となる。
さらに、タイプ-0ベースにナックル取り付け位置を(純正/マイナス20mm)としたタイプ-0N(4万3780円)も用意されている。
65mmから77.5mmの長さに調整可能なリヤスタビライザーリンク(1万8700円)。ロアアーム側はゴムブッシュ、スタビライザー側はピロボールブッシュという設計だ。
これまでは、リヤロアアームの長さを変えることによってのみキャンバー角を調整していたが、現在さらにセッティングの幅を広げることができる調整式リヤッパーアームを開発中。すでにプロトモデルがすでに仕上がっており、正式リリースは間もなくとのことだ。
シャシーとエンジンを連結することで、リニアなアクセルレスポンスを実現するエンジントルクダンパー(4万1800円)。マスターシリンダーストッパー機能も備わっているため、ブレーキフィールアップも可能。現行/先代モデルともに適合する。
ワンダーとの共同開発で生み出したのは、車高やホイールを変えずともスポーティなルックスを楽しめるように簡単貼り付けの薄型設計としたフェンダーエクステンションだ。
価格は、フロント用とリヤ用が各3万5200円、1台分セットが6万5780円という設定だ。
貼り付けるだけの簡単装着でイメージを一新できるクリヤイエローのヘッドライトカバー(2万2000円)、後付け感なくインテリアの使い勝手高めるドリンクホルダー付きテーブル(1万9360円)はワンダーによる作品。こちらも純正アップデートをコンセプトとした注目のアイテムだ。
先代モデルのZN6/ZC6に向けては、妥協のない仕上がりを求めてテストを行っていたオリジナル車高調キットを用意。全長調整式/減衰力調整12段階の単筒式ダンパーで、D1GPドライバーの小橋正典モデル(F8kg/mm R10kg/mm)が28万5780円でラインナップされる。
ちなみに、この車高調キットの開発は通勤からドリフト、タイムアタックまでこなす小橋選手の愛車で行われた。低速域はオイルショックのようなスムーズさ、中高速領域はしっかりと減衰力が立ち上がる特殊ベアリング内蔵のダンパー設計によってマルチに走りが楽しめる車高調に仕上げられている。
開発中のリヤッパーアームも含め、シルクロードが加速させているパーツの拡充からは目が離せない。
●問い合わせ:シルクロード TEL:0744-34-1155/WONDER TEL:0595-48-6111
【関連リンク】
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