「目指すは欧州スポーツの質感!」アルトワークスのピリ辛チューンド見参

旋回性能に磨きをかけたHA36Sアルトワークス

オリジナルのボルクレーシングTE37ソニックは必見!

兵庫県姫路市の“ラインナップ”が手がけたアルトワークスは、「手間なく、車検や近所の視線に気を遣わず、気持ちよく走れる」がコンセプト。

外観こそフルエアロをまとうが、パフォーマンス面はECUと足回りのみ。排気系を交換しないことで音量を抑え、冷却系は電動ファンの作動温度を純正から5度下げた程度。欧州スポーツカーのようなしっとりとした仕上がりを目指したのだ。

足回りは、ボルドワールドのラインナップ仕様(F8kg/mm R6㎏/mm)でセットアップ。フロントはネガティブキャンバーを付けるため取り付け部に偏芯カムを、リヤは専用アクスルで取り付け位置を50mm上げ、これにストロークを持たせた専用サスを組み込んで、リヤのトラクション不足を改善している。

ホイールは、軽自動車車では珍しいフェイス5のコンケイブを持つオリジナルスペックのボルクレーシングTE37ソニック(15×6.5J×15+20)。そこに195/50R15のファットなタイヤ(グッドライド・スポーツRS)を組み合わせる。

エクステリアは、ジャガーXJRをイメージしプレスラインを設けたボンネットと、専用フロントグリルを組み込んで顔つきを一新。アイラインは一番の売れ筋製品だそうだ。

サイドステップはノーマルの上に被せるタイプとなり、前後バランスを整えながら大幅なボリュームアップを実現。ルーフスポイラーはランチア・デルタがモチーフ。機能はもちろん、リアビューに精悍さをプラスする。

このマシンをセントラルサーキットで試乗した井入宏之選手は「トルクのノリもよく、パワー感もレッドゾーン手前まで持続するので気持ち良い。足回りはやや硬めだけど、バランスは良好。全てにおいて突出した部分がなく、まとまっているのが逆に好感触。ただし、デフが入っていないから立ち上がりでタイヤが空転する。パワーを生かすためにはLSDが欲しいところやね」とコメント。

随所に欧州車のテイストを注ぎ込みながらトータルチューニングが施されたアルトワークス。随所にラインナップの拘りが感じられる1台だ。

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●取材協力:ラインナップ(松山商会) 兵庫県姫路市花田町小川164-1 TEL:0790-251-1025

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