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ありそうでなかった世代間ミクスチャー仕様
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意外性満点ながらマッチングの良さは完璧
あまりの自然な仕上がりに、街中では意外と気づかれないかもしれない。このR34スカイライン(25GT-t)、なんとR35GT-Rのフロントフェイスを移植してしまったのである。
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オーナーは、ネットでチューンドベースを探していて偶然このクルマを発見。一旦はスルーしたがどうしても気になって仕方なくなり…、現車の確認をすることもなく勢いで購入してしまったという。まさに“一目惚れ”状態である。
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車両をチェックすると、R35GT-Rのフェイススワップは一筋縄ではいかなかったことがよく分かる。ボディサイズがまるで違うため、ステーや取り付けブラケットをワンオフ製作し、一部フレームもカットされている。R35のフロントセクションをR34にスッポリと被せて、各部の辻褄を合わせたという感じだが、フェンダーは車幅の違いから自然とブリスター仕様に見えるから面白い。
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ボンネットとアンダーリップは純正形状のカーボン製を投入。バンパー開口部内にマウントする前置きインタークーラーがチューンドを物語る。この角度で見たらフルチューンR35の印象だ。
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前後のデザインを繋ぐサイドステップは、上手く処理して自然なシルエットを構築。ハイマウントのGTウイングも、リヤのボリューム感を増幅させるのに一役買っている。
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フロントの超ボリュームとバランスを取るために、リヤは純正フェンダーの上にもう一枚純正フェンダーをオフセット装着させることでブリスター化。後端のメッシュ処理なども含めて完成度は高い。
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エンジンルームにはVE38DETT…ではなく、R34のRB25DETが鎮座する。エンジンチューンは吸排気程度のライトスペックだ。ミッションがオートマのため、いずれはMT化することを考えている。
「R35GT-Rなんて高すぎて絶対に買えないけど、このクルマならR35気分が味わえる! 完成度も高いので気に入ってます」とはオーナー。
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今後の進化が非常に楽しみなチューンドだが、フロントからクラッシュしたら莫大な修理費用が発生することを忘れてはならない。サーキット等で制御不能に陥ったら、リヤからブツかることを心がけて走るべし!? (OPTION2 2015年1月号より)