「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ

リアルなラグジュアリーを徹底追求!

眺めても、走っても最高の万能スポーツオープン

1981年、国産量産車初のオーバー200キロカーとして、衝撃のデビューを飾ったソアラ。その後、3代目まではターボやマニュアルミッションが設定されるなど、チューニングベースとしての資質も高かったが、40系は完全なラグジュアリー路線に転向。

2005年からは名称もレクサスSCへと「格上げ」され、高級車色がより強まった。そんな国産最高級オープンに、刺激的なスポーツテイストを加え、眠っていた個性を存分に引き出したのがカスタムショップ“アンサー”だ。

外観はライトやグリルをレクサスSC用にコンバートした他、前後バンパーはアンサーのオリジナルエアロを装着。フォグランプの両端に刻まれたキャラクターラインが、滑らかな曲線で構成されたソアラのボディを引き締める。なお、リップ両端のスリットはワンオフ加工によるものだ。

さらに足回りも、オリジナルのビルシュタイン車高調でローダウン。リヤアンダーはアンサーのハーフエアロを装着し、マフラーは出口部分をホンダ・レジェンド純正に変更している。

力強いデザインが特徴のホイールは、リバーサイド・トラフィックスターRTV。エッジ部分はボディ同色のパールホワイトで塗装し個性をさらにプラスする。サイズはフロント9.5J、リヤ10.0Jだ。大径サイズながら、走行時はもちろん、ロックtoロック時のフェンダーとの干渉も全くない。アンサーはセダンカスタム界で「低車高作りの匠」との異名を持つだけに、セッティングは完璧だ。

ブレーキはローター&キャリパーともに20セルシオ後期用に変更。もちろんビジュアル面の強化としても有効だ。

インテリアは、バイザーモニターやリヤヘッドレストへのミニモニターの追加など、華やかさを前面とした演出。ステアリングのセンターやシートバックのエンブレムは全てレクサスに変更している。この“やり過ぎない”ラインで留めたセンスはさすがアンサーだ。

そんな洗練されたスタイリッシュさが印象的なソアラだが、実はこのクルマの真価は走りにある。ボンネットを開けると、真っ先に飛び込んでくるのがブリッツのコンプレッサーユニットだ。

標準キットはボルトオンタイプだが、燃料ポンプを30セルシオ後期用に変更した他、インテークパイプをワンオフ製作するなど、ユニットの持ち味を最大限に引き出すための工夫が施されている。これにより80psのエクストラパワーを獲得している。

コンプレッサーの甲高い金属音とともに、走り去る純白のオープンボディは、思わず見とれてしまうほどのカッコ良さ。ノーマルはどこか“ダンナ仕様”的な雰囲気も漂うソアラだが、要所要所を押さえていくことで、ここまで華麗に、ラグジーさもスポーツ性能も高められることを示したチューンドだ。

1 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の1枚めの画像

2 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の2枚めの画像

3 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の3枚めの画像

4 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の4枚めの画像

5 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の5枚めの画像

6 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の6枚めの画像

7 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の7枚めの画像

8 / 8

「「“上質”を突き詰めたUZZ40ソアラ!」コンプレッサーの金属音を響かせて走り去る純白のオープンスポーツ」の8枚めの画像

●取材協力:ガレージ・アンサー TEL:093-475-3147

「ゼロ戦をオマージュしたS15シルビア・ヴァリエッタ!」6速MT+ターボエンジン換装で走りもイケる!

「君は伝説の“無限スピードスター2200”を覚えているか?」ホンダワークスが手がけた魔改造S2000の衝撃

【関連リンク】
ガレージ・アンサー
http://www.g-answer.com

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption