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ストリートモデルの理想形がココにある!
マツダ車チューンの老舗が持てるノウハウを凝縮
大幅な商品改良を行った2024年モデルのロードスターをベースに、いち早くデモカー「ND-07」を仕上げてきた名門“オートエクゼ”。コンセプトは、同社が長年に渡って拘り続けてきた「ストリートベストチューン」だ。
最新のロードスターは非常に完成度が高く、チューナーが介入する余地は無いのでは…と思うほどだが、このND-07をドライブして目から鱗が落ちた。持ち前の意のままの走り味には、さらにその先があったことを思い知らされてしまったからだ。
新意匠のスタイリングキットを始め、サスペンション、ボディ補強、吸排気、ブレーキなど数多くの部分にオリジナルパーツを投入してクルマ全体をトータルチューニングしているのだが、その中でもとくに印象的なのは貴島孝雄氏が自ら手腕を奮ったストリートスポーツサスキット(20万3500円)だ。
あえて微低速域から減衰力の立ち上がりに有利な減衰力固定式を採用し、別次元とも言える上質な乗り味を実現しているのが特徴。車高はノーマル比マイナス15mm程度を基本とし、プラスマイナス10mmの調整幅を持っている。
剛性アップに効果抜群な4点固定式のストラットタワーバーに加え、前後セットの3ピース構成となるメンバーブレースセットも装着。さらに、モーションコントロールビームを追加してシャシーの強化を果たしている。
左右2本出しでリヤビューを引き締めてくれるスポーツマフラー(デュアル)は、マフラーガーニッシュと同時装着が前提。もちろん車検対応スペックだ。
エアダクトのモチーフがアクセントとなっているフロントアンダースポイラー。ハイノーズや前進翼端を織り込んだ躍動的なフォルムが魅力的だ。ピアノブラック塗装済みという点も見どころ。
カーボン調マット仕上げで精悍さをアピールできるドアミラーカバーや、ドアハンドル部の塗装を保護してくれるプロテクターは手軽に装着可能な人気アイテムだ。
リアルカーボンとピアノブラックのコンビネーションが美しいトランクスポイラー。一方のスポーティなリヤサイドカウルは、塗装済品も設定された逸品だ。
ドライカーボン製のシートバックバーベゼルは最新作。オートエクゼの立体ロゴも実にスタイリッシュだ。
クルマとドライバーの一体感を大幅に高めてくれるニーパッドは、ロードスター専用設計でフィット感も抜群だ。2個セットの他、左右別売りも用意されている。
コンソールリッドも独自開発。S/NR-Aグレードなどに標準装備されている硬質樹脂製に硬さを感じるオーナーが多いことから、オートエクゼでは柔らかいソフトパッド仕様としている。これにより、ドライビング時の操作性と快適性を向上させる狙いだ。
ND-07はまさにストリートでベスト。運転している間は、ノーマルよりもさらに高められた人馬一体感を味わうことができる。その完成度の高さはさすがマツダを知り尽くしたチューニングスペシャリスト集団、オートエクゼの作品と言えるのではないだろうか。
PHOTO:藤井元輔/REPORT:岡本幸一郎
●問い合わせ:オートエクゼ TEL:03-6458-7251
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