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迫力のワイドフェンダーは車検証上の記載変更不要!
運動性能の向上にも繋がるハードトップも間もなく完成
歴代ロードスター用のエアロパーツを手掛けてきた“ガレージベリー”が、ND型専用のハイセンスなボディキットを完成させた。
「ワインディングダンサー」と名付けられたこのキットは、フロントセクションだけ見てもリップスポイラーやフルバンパー、カナードなど全23アイテムを展開。メーターフードやスカッフプレートなどの小物系アイテムまで含めれば、ラインナップは60種を超えるというから半端ではない。
今回紹介するのは、そんなガレージベリーが提案するND型の最新モードスタイルだ。細部を見ていこう。
トピックは、今秋のリリースを目指して開発が進められているFRP製のハードトップ。ND型のスポーティさを際立たせる美しい造形により、まるでクーペのようなフォルムへと変貌を遂げているのだ。
「自然なラインに仕上げるために、ルーフに加えてトランクに取り付ける別体パーツも製作しました。3ピース構造となっています。価格は未定ですが、30 万円以内に抑えたいと頑張っています!」とガレージベリーの和田さん。
なお、今作は幌を残したままでも取り付けできるように設計されており、もちろんトランクの開閉も可能。さらに、サーキットユーザーを想定してリヤウインドウはポリカーボネイト製としているが、純正ガラスも組み込めるように開発を進めているそうだ。
もうひとつ、ここでクローズアップしたいのは富士チャンピオンレースに向けて製作されたFCRフロントバンパー(カナード小:7万7000円/カナード大:9万3500円)だ。
一体型となるカナードは数種類をテストし、効果が最も体感できる2タイプを採用。ドラッグ(空気抵抗)を低減するオプションのダクトカバーについても2種類が用意される。まさに、サーキットでの速さを追求した本格エアロバンパーとなっているのだ。
クーリング効果の大きいセンターダクトだが、富士のストレートなどではドラッグが生じて最高速に影響が生じる。そこで用意されたのが、センターダクトカバー(1万6500円)。大小異なるサイズを設定しており(画像は小サイズ)、コンディションに合わせてチョイスすることも可能だ。
エンドユーザーの間で装着率が高まっているフロントのエアロフェンダー(11万円)は、純正比3mmワイドの設定。しかし視覚的にはそれ以上の広がりを見せているため、法規内でも十分な迫力を表現することができる。
ボディラインに合わせながら後端部を立ち上げることで、躍動感を演出するサイドステップ(5万5000円)。デモカーは一部綾織りカーボン仕様を装着するが、これは非売品となっている。
なんちゃってブリスターフェンダー(6万6000円)は、貼り付けタイプで片側9mm以内のセッティング。こちらも継続車検での基準値に収まっているため安心して装着できる作りだ。大幅にイメージを変えられるため、フロントとセットでの装着がベストだろう。ちなみに、デモカーはあえてビス留め風(ダミー)にしているが、こちらは製品には含まれないとのこと。
ダクト付きのエアロボンネット(FRP:8万8000円/平織カーボン:17万6000円)も設定。エンジンルームの熱気を効果的に排出することが可能で、オプションのボンネット用雨どい(1万7600円)を装着しておけば、雨やホコリの浸入も防げる。
リヤセクションも、フルバンパーやディフューザーなど多彩なアイテムをラインナップする。このデモカーでは、その中から純正バンパーに追加するディフューザータイプ2(7万1500円)をセット。迫力のリヤビューを演出する。
専用マウント付きのGTウイングにより、強力なダウンフォースを獲得。ウイング幅は1320mmとND系のジャストサイズとなっている。ロータイプ(9万9000円)、ハイタイプ(9万9000円)、スーパーハイタイプ(10万4500円)を設定するが、デモカーはスーパーハイタイプを装着。RFは非対応となる。
コクピットに違和感なく追加メーターを追加できるメーターフードは、FRP製(2万7500円)の他、高級感のある綾織りカーボン製(5万5000円)も設定。これを使えば、純正メーターパネルの両サイドに60φメーターを2個マウントすることが可能だ。
誕生から9年が経過し、チューニング&カスタムの意欲も高まりつつあるND型。その意識を後押ししてくれるガレージベリーのパーツ展開はオーナー必見と言えよう。
●問い合わせ:ガレージベリー TEL:048-469-1708
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ガレージベリー
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