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レーシーでデザイン性も高し!
現行ベース車の幅広いチューニングニーズをカバー
オーディオコントロールやメーター表示の変更、さらにはクルーズコントロールなど多彩な機能が与えられている昨今のステアリングスイッチ。そのため、操作性の良い社外のスポーツステアリングへの交換が難しくなっているのは、国産/輸入車問わず悩みの種とも言えるだろう。
そんなステアリングスイッチの機能を移し替え、ノーマル同等の使い勝手をキープしながら、スポーツステアリングに交換する画期的なユニットが「ゼステック・OEMハブ」だ。
近年、機械加工技術の進化が著しい台湾で産声を上げたゼステックは、欧米を中心としたチューニングシーンでも急成長中の注目株。純正ステアリングスイッチの機能を移設するOEMハブだけでなく、フルコンと組み合わせて機能拡張を行なうCANハブなど、現行ベース車の幅広いチューニングニーズをカバーするアイテムもラインナップしている。
ゼステックを日本への導入に踏み切ったのは、埼玉県に店舗を構える“アンパラレルド”だ。
「アンパラレルドのお客さんは、ホンダ車ユーザーとともにアウディやVWといった輸入車オーナーも多いんです。そして、サーキットやストリートを気持ち良く走らせたいというニーズも高く、必然的にポジション作りや小径化によるハンドリングの向上を求めたスポーツステアリングへの交換も行ないます。しかし、これまでスイッチを搭載する車両は機能を潰してしまうのが最大の悩みでしたね。そんな時に、旧知の仲でもあるパーツブランドからステアリングスイッチを移植できるアイテムを開発したと聞いたので“コレは使える!”と感じて取り扱いを開始しました」と語るのは代表の根來(ねごろ)さん。
その特徴は、車種別に設定された基盤&ハーネスキットを用意するため、カプラーオンで簡単に取り付けられること。取り付けだけでなく、メーカーから無料公開される専用ソフトを使えば、スイッチの配列やLEDの発光色の変更なども自由自在に行えるカスタム性の高さも見どころ。例えば、オーディオコントロールは左側に集約し、メーター周りは右側、ホーンは上側など自分の使い方に合わせて設定できるため、純正よりも使いやすさは格段にアップするというわけだ。
機能性だけでなく、見た目にも拘った設計で、本体はアルマイト加工されたアルミとカーボンのハイブリッド仕様。また、パドルシフトのスイッチはマグネット式を採用するためカッチリとした操作感によって絶妙なフィーリングを生み出してくれる。さらに本体にはクイックレリーズ機構も備わっているうえ、設定の違うユニットと組み合わせるとエラーが起こってしまうというから、防犯性も期待できるだろう。
対応車種はBMW Eシリーズ、Gシリーズ、Fシリーズ/MINI Fシリーズ/VW ゴルフ7、ゴルフ7.5、ゴルフ8/メルセデスベンツ W204、W205/トヨタ 86(MY17-22)、GRヤリス、GRスープラ/スバル BRZ(MY17-22)、STI/ホンダ CTR(FK8/FL5)/マツダ RX-8と多岐に渡り、価格は22万円。アウディ(2017〜)、ポルシェ、R35GT-R用モデルも現在開発中とのことだ。
●問い合わせ:UNPARALLELLED FACTORY 埼玉県入間郡三芳町上富1493−1 TEL:049-265-3998
【関連リンク】
アンパラレルド公式X
https://x.com/unparallelled_1