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片側80mmの強烈ワイドボディ!
今後は他車種用ドリフトエアロも展開!?
“クールレーシング”から新たに発表されたGRスープラ用のSPEC-Dワイドボディキット。発売済みのVer.4 90R-GTWR D1-SPECIALエアロキットをアップデートし、サーキットでの作業性を向上させつつ、走る姿がよりカッコ良く見えるよう空力的なデザインを盛り込んだ仕様だ。
ポイントとなるのは、片側80mmワイドになるフェンダーの上部や後面にダクトを採用したことと、ダックテール風のリヤスポイラーである。
ワイドフェンダーの上部にスリット状のダクトを設けることでタイヤハウス内の乱流を抜くとともに、リヤのタイヤスモークを整流してリヤハッチに導くようにデザイン。リヤハッチに導かれたタイヤスモークはダックテール風のリヤスポイラーによってさらに跳ね上げられるため、白煙を上げるドリフトをすると、クルマから白煙が勢いよく湧き上がるように見えるのだ。
なお、デモカーが組み合わせるホイールはVERZのKCV03。サイズは、フロントが11.5Jマイナス56×19インチ、リヤが12Jマイナス39×19インチだ。
また、競技ドリフトの現場ではタイヤ交換や足回りやファイナルギヤの変更など、ジャッキアップ作業をするケースも多い。そこで、今作はあえてアンダーディフューザーのデザインを控え目に設定。現場からの声を反映し、作業性を向上させているところも特徴のひとつだ。
サイドディフューザーは、前作よりも翼端板が大きいデザインを採用。ボディのボリュームが増し始める位置を統一することで、スッキリとしたイメージに仕上がっている。
「基本的にはD1-SPCIALエアロキットのデザインを踏襲しつつ、フロントバンパーとリヤスポイラーを新規に作り、現場の声を元に利便性を向上させています。ドリフト用のエアロはクルマの操舵性能を犠牲にしたくないので、車高をあまり下げなくてもカッコよく見えるようにデザインしています」とは代表の片岡さん。
今回はある程度の形になったところでの紹介となったが、今後はエアロボンネットの開発や、もう少しおとなし目のダックテール風リヤスポイラーも製作予定。さらに、ドリフト用のクールレーシングエアロはRZ34など他車種への展開も検討中とのこと。それらを含めて、東京オートサロン2025での正式発表を予定しているそうだ。
●問い合わせ:クールジャパン TEL:052-693-9893
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