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アメリカで行われた大規模イベントに潜入!
日本では湾岸BASE YOKOHAMAが大いに盛り上がったが、アメリカにもカーショーとドラッグレース、音楽などを複合的にミックスしたナイトイベントが存在する。そのひとつが、Elite Tuner SoCal Night Edition(エリートチューナー・ソーキャル・ナイトエディション)。カリフォルニアのサーキット、アーウィンデール・スピードウェイで開催されたイベントに潜入取材を行なった。
テスラモデルXをバッグドスタンス!
テスラおよびEVのカスタムオーナーズクラブとして、おそらく全米で最大規模を誇る「RUINED EV」のメンバーが製作したテスラモデルX。大径ホイールとエアサスを組み合わせるスタンス系のいじり方が主流で、テスラはフロントのトランクルームにエアサスやオーディオを組めるのもメリットのひとつとなっている。こちらはオーバーフェンダーも装着した上で、Wheel Krafter Forged(WKフォージド)のAkinaという鍛造削り出し22インチホイールを備える。
オーバーランド系ももはや日常の風景
日本でもカスタムジャンルとして定着してきた感のあるオーバーランドだが、やはりハミタイが違法ではないアメリカの方が潔い。このクロストレックのように、車高を上げて無骨なホイールとブロックタイヤを組み合わせ、ロープロファイルのルーフラックとサイドタープを備えるスタイルが定番。アメリカだと、イベントに限らずアリゾナやネバダなどでは割と普通に道で見かけたりもする。カスタムと実用が密なところがシャコタンとの違いで、今後もオールジャンルのイベントでは当たり前のように見かける存在となるだろう。
70年代のFRカローラにK24スワップ
アメリカでも大流行している日本の旧車だが、こちらは1975年式のE31型カローラ2ドアセダンをベースに、エンジンをK24にスワップした仕様だ。高校に通うアシ車として父親からもらったカローラを、息子が自力でスワップ作業を敢行! ebayで購入したノンブランドのアダプタープレートを使ってS2000の6速MTとドッキングしてある。ギャレットのG35タービンでターボ化もしてあり、燃料にはエタノール混合燃料のE85を使用する。ホイールはアドバンA3Aの14インチをワイド化して装着。
NISMOをベースにオリジナルのワイドボディを構築
前期型の370Z NISMOのエクステリアをベースに、一部バリスのパーツなどをコンボしながらスムージングしたワイドボディを製作。ひょうたん型をしたトランクフロアの前方にエアサスのコンポーネントを美しくレイアウトし、究極のローダウンも実現させている。
エンジンルームはカーボンパネルとチタンパイプで美観を整え、インテリアにはSTATUS:のセミバケットをインストール。ラッピングで定期的に色変えも楽しんでいるようで、現在はブルーに仕様変更されている。
これは世界にひとつか!? な超ワイドボディ・アコード
おそらく唯一無二のワンオフであろうワイドボディを纏うCV3型アコードを発見! ロケバニ風のリベット留めフェンダーが、得体の知れない存在感を発揮させている。まだ仕上げが未完成だと思われるトランクにエアサスがインストールしてあり、よくぞこのベースでここまでという車高の低さを実現。バケットシートとロールケージも備わり、オーナーのやる気がひしひしと伝わってくる。
PHOTO:Akio HIRANO/TEXT:Hideo KOBAYASHI
取材イベント:Elite Tuner SoCal Night Edition 2024