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グランプリ賞金の使い道やいかに!?
東京オートサロンの頂点を極めた3ロータースポーツ
東京オートサロン2025で、東京国際カスタムカーコンテストを制してグランプリに輝いた“RE雨宮”の「マツキヨ 刻 3ローターNA-7 by RE雨宮」。


車両のスペックを軽くおさらいしておくと、特徴的なダブルバブルルーフやウインドウ形状など、ベースとなるFD3Sの面影はわずかに残されている。しかし、全長4389mm×全幅1925mmと、大幅にディメンジョン(ノーマル4285mm×1760mm)が拡大され生まれ変わったトータルフォルムから溢れ出すアピアランスは、もはや完全なる近未来型コンセプトモデルのクオリティなのである。

一方のエンジンは、RE雨宮が得意とする3ローターのNAユニットだ。このパワーユニットはRE雨宮が考えるストリート最強スペックで、9000rpmまでレスポンス良く吹け上がる350ps仕様。エンジンマネージメントはフルコンのLINK G4Xが担い、スロットルも電子制御化されている。

まさにFD3Sの最先端チューニングを表現した1台なのだが、それが全国のチューニングファン達から支持されて「東京国際カスタムカーコンテスト(インターネット投票)」のグランプリに輝いたというわけだ。

なお、グランプリを受賞したビルダーには、オートサロン事務局からトロフィーと賞金として100万円が現ナマで渡されることになっている。今回、その贈呈式がRE雨宮で行われるというので、WEB OPTIONもその現場に立ち会わせていただいた。

東京オートサロン事務局長の福井氏よりトロフィーを授与された雨さんは「うちがグランプリを獲るのは2016年ぶりなんだよね! だから本当に嬉しい! 来年はFC3Sベースで面白いチューニングカーを作ろうと計画しているから期待してくださいね!」とコメント。

ちなみに、100万円の使い道については「この車両の製作に協力してくれたスタッフ達に配ろうかなぁ〜」と、笑顔で語ってくれた。

車両の開発費を考えると100万円は“雀の涙”程度なのかもしれないが、それでも子供のように喜ぶ雨さんの姿を見ると「こういうのって大切だなぁ」と改めて思った次第。同時に、来年の東京オートサロンに向けて早くも動き出そうとしているRE雨宮の熱量には感服だ。
●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007
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RE雨宮
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