「マグネシウム鍛造で世界最軽量を実現」アルミ鍛造の2/3という軽さを実現した『フォージングR Mg』の全て

公開日 2025/03/14
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著者 weboption

AE86で頂点を目指すために生まれた逸品！

15インチの9.5J＆10Jホイールの中で最軽量を達成

このモデルを超えるホイールは存在しない。このサイズでは世界でもっとも軽いのだ。そのために採用したのがマグネシウム鍛造という材質・製法である。

「フォージングRマグ」は、アルミ鍛造ホイールであるフォージングRの究極モデルとして、あるハチロクのために開発された。それがRSワタナベのデモカーで、同社専務の渡辺万三志さんの愛機でもあるAE86だ。

グリップ、ドリフトの両方で頂点を目指して製作され、現在も進化の途中にあるこの車両は、すでにN2決戦で予選2位を獲得（ドライバー：渡辺さん）、AE86ドリフトチャンピオンズカップで優勝（ドライバー：元D1選手の林渡さん）という実績があるが、さらなる戦闘力アップのために開発されたのが、このホイールというわけだ。

マグネシウム鍛造製法を採用することで、アルミ鍛造モデルと比べて約3分の2という軽さを実現。取材撮影した試作品の重量は4.5kgで、すでに驚くほど軽かったが、まだ削れる部分があり、市販時には4kgを切ることが目標だという。

ホイールの軽量化は加減速、路面追従性など様々な面で効果が絶大で、バネ上に比べて10倍の効果があるとも言われている。鍛造マグにより1本あたり約2kg軽くできれば、バネ上で言えば約80kgの軽量化に匹敵する効果が期待できるのだ。

FR車にマッチする深リムのデザインは、アルミ鍛造のフォージングRと同様。マグネシウムの性質上、リム切削は行なわれず、リム部もディスク同色の塗装仕上げとなる。エアバルブにはRSワタナベのエンブレムが入る。

細部に違いはあるものの、全体のデザインはフォージングRのアルミ鍛造モデルとほぼ同一。幅のあるスポーク形状でありながら、奥行きも持たせて高剛性が追求されつつ、鍛造マグネシウムならではの超軽量性が両立されている。

リムの内側のビードシート部には、走行時にタイヤとホイールのズレを抑制するローレット加工が施されている。これはフォージングRマグから新たに採用された機構だ。

マグネシウム製でありながら競技専用品とするのではなく、JWL適合品としたのもこだわりの一つ。ただし、価格は安いものではない（予定価格：16万5000円）ので、本当にトップを目指すユーザー向けのモデルとなる。まずは2025年の夏頃に15インチから発売し、その後、第二世代GT-Rをターゲットにした18インチなど、サイズ設定を拡大していく予定だ。

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