5スポークの王道モデルをステップリムと共に味わえ！
フル切削仕上げの「マシニング＆ダイヤモンドカット」も設定
スポーツカーの足元に逞しく映える5本スポークデザインで、ロングセラーを誇るアドバンレーシングGT。現在はGTプレミアムバージョンとGTビヨンドの2モデルを展開しているが、今夏新たにシリーズに加わるのが、立体感あるステップリムを採り入れたGTビヨンドRだ。
まずはディスクデザインだが、無骨すぎず華奢すぎない絶妙なボリュームに導かれたスポークや、スポークサイドのサイドカットはGTビヨンドを踏襲。スポークエンドがステップリムの内側に配置されたため、正対した時の足長感こそ他モデルより控えめになるものの、ナットホールに食い込むようにしてデザインされた小径センターパートの効果もあって物足りなさは皆無。エンドをグッと持ち上げてセンターに落とし込んでいく迫力のコンケイブが際立つ仕上がりとなっている。
そして、GTビヨンドRの最大の魅せ場となるステップリムだが、フラット形状では引き出せない立体感ある深みを全方位に打ち出せるのがポイントだ。複雑な造形で仕上げられたボディキットだとシンプルな足元が貧弱に感じてしまうケースも出てくるが、コンケイブ×ステップの競演で味わいある深みを放つGTビヨンドRなら心配は無用。取材車両のランデュースGR86を見ても分かるように、GTビヨンドRはバリスの躍動的なワイドボディを従えるような堂々たる迫力を放っていた。
GTシリーズのトレードマークであるスポークの彫り文字は、スポークの曲面部にまで展開されていて立体感をアシストするプレミアムなアクセントとなっている。
GTビヨンドRは「マシニング＆ダイヤモンドカット」、「ダイヤモンドカット&ダークプラチナブラック」、「レーシングチタニウムブラック」の3色展開となるが、コンケイブ×ステップリムを存分に楽しみたいなら「マシニング＆ダイヤモンドカット」を選びたい。スポークサイドやインナーのブラックアウトによって押し出される立体感は、足元を際立たせる最上のスパイスとなるはずだ。
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