トヨタ&レクサス車にフォーカスした大イベント!
5月10日と11日の2日間にわたり、富士スピードウェイを舞台に行われた「TOYOFEST 2025」。トヨタ&レクサス車を中心に構成されたこのビッグイベントは、初日が“展示DAY”、2日目が“ドリフトDAY”という構成で、全国から集まったハイレベルなカスタムマシンたちがサーキットを華やかに彩った。会場には、オーナーのこだわりが詰まった個性豊かなマシンがズラリ。ここでは、なかでも注目を集めていた車両たちをピックアップして紹介しよう。
ワイスピ好きオーナーのこだわりが詰まったGRスープラ

映画『ワイルド・スピード』のファンであるオーナー・Brianさんが手がけたGRスープラ。そのハンドルネームからも“ワイスピ”愛がにじみ出ている。


ベース車両の選択も映画の影響が色濃く、なかでもJZA80スープラへの思い入れが強い。リヤウイングは80スープラ純正風、リヤエンブレムも80用に換装。インタークーラーもJZA80用を流用するなど、細部まで“80愛”が注ぎ込まれている。

さらに、BMW Mパフォーマンスのブレーキを装備するなど、異色のチョイスも光る。チタン製シングル出しマフラーへの交換によって軽量化とパフォーマンスアップを両立している点も見逃せない。
ロケットバニーのキットをワンオフ加工し86に装着!

Kenさんが所有するZN6型86は、ワイドボディ車両のみで構成されたチームに所属する1台。カーボン調のラッピングで精悍に仕上がった姿が印象的だが、本人いわく「チーム内ではおとなしい部類」だとか。


注目ポイントはフェンダー。ロケットバニーのZ33用4連ダクトを流用し、ZN6用フェンダーにワンオフで移植。完全オリジナルなルックスを構築している。パワートレインにはトラストのT518Zタービンキットを採用し、実測320psを発揮。将来的には排気量アップによるさらなるパワー強化も視野に入れているという。
リフレッシュしたAE85改でサーキットを駆け抜ける!

一見するとAE86に見えるが、実は「AE85改」と明かしてくれたのは、オーナーのだいきさん。エンジンは4A-Gに換装されており、その証拠にタコメーターのレッドゾーンは6000rpmのままだ。

エンジン内部は戸田レーシングの272度ハイカムと82φピストンを導入し、AE111の4連スロットルを装備。LINK製フルコンで制御している。

「N2のカタチが好き」で、リップスポイラーはN2風を導入。フェンダーは控えめなものを選び、ホイールはクラシカルなロンシャンを履く。昭和車の魅力を大切に、長く乗るためエンジン換装とオールペンを決意。ボディ色にはグラナイトクリスタルを採用し、前期グリルに後期フォグを組み合わせるなどこだわり満載。街乗りメインながらサーキット走行会にも積極的に参加している。
最後のクルマとして選んだLC500で走りもカスタムも満喫する

「普段は週末に乗る遊び用のクルマ」と語るオーナーの250(にーごーまる)さん。納車1年で走行距離はまだ4000kmほどだという。若い頃はチューニングを楽しんでいたが、生活の変化でノーマル車に乗り続ける期間が続いたそう。しかし「最後のクルマには2ドアを!」と選んだのがLC500だ。

ブリッツのインテークやスルガスピードのエアコントロールチャンバーを装着し、エンジンカバーは青に塗装。ノーズにはTRDのパフォーマンスダンパーもインストールしている。

エアロはアーティシャンスピリッツでフロント、サイド、リヤ、フェンダーまで統一。リヤはフィン部分を塗り分け、シンプルさと存在感を両立。この日もルーフスポイラーを注文するなど、クルマ遊びを積極的に楽しんでいる。
⚫︎取材イベント:TOYOFEST 2025
