バリス初のロードスター用エアロが誕生!

ハイセンスかつシンプルなスタイリングに注目!

東京オートサロン2025で話題をさらったS2000用ワイドボディキットをはじめ、多彩な作品を次々に発表しているバリス。1990年代からスーパーGT、1998年からはスーパー耐久にエアロパーツを供給し、その経験を市販向け製品に活かすなど、精力的な活動を続けていることはご存知の通りだ。

バリスには複数のブランドが存在するが、中でも注目は「ソリッドジョーカー」。高性能かつ高品質なバリスの技術をベースに、ストリート感あふれる遊び心と“毎日乗れるカジュアルさ”をプラスしたブランドである。今回、そんなソリッドジョーカーから初めてND型ロードスター用のエアロがラインナップされた。

代表の矢萩氏はこう語る。「たまたまロードスターを手に入れて乗ってみたら想像以上に楽しくて、エアロも映えそうだと思いました。今回のテーマは“自分が乗るなら”というシンプルなもの。毎日乗っても苦にならない、純正の延長のような自然なスタイルを目指しました」。

製品展開はフロントスポイラー、サイドステップ、リアスポイラーの基本3点セットに加え、車検対応の前後フェンダーとリヤディフューザーを用意。シンプルながらもスタイルと機能性のバランスが絶妙だ。

フロントフェンダーは片側8mmワイドで車検対応。製品版ではダクト開口仕様になる予定だ。ホイールはオプションカラーのレーシンググリーンに塗装されたボルクレーシングTE37(8.0J+35)、タイヤはストリート重視のポテンザ・アドレナリンRE004(205/50-16)が組み合わされている。

フロントが純正交換タイプであるのに対し、リヤは純正フェンダーの上から貼り付けるタイプ。こちらも片側8mmワイド設計で、もちろん車検対応となっている。

サイドステップはフロントバンパー同様、“純正+α”の自然なデザイン。見た目の美しさと整流効果の両立を実現している。

リヤスポイラーは控えめなトランク直付けタイプで、ロードスター特有の後方視界やハイマウントストップランプの位置を考慮。GTウイングに頼らずにリヤビューを引き締める。

そして注目はリヤディフューザー。カーボン製でリアタイヤ付近までしっかり床面を覆う本格仕様だ。GTウイングなしでもリアのトラクション向上を狙っており、製品版では整流効果を高める4枚のバーチカルフィンが追加される予定だ。

意外にも、バリスがマツダ車向けにエアロを手がけるのはRX-8以来で、ロードスター用は今回が初。発売は2024年8月末〜9月を予定している。反響次第では今後もラインナップ拡充が期待されるだろう。今後のバリスの動向に要注目だ。

●取材協力:バリス TEL:042-689-2939

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