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ダートからオンロードまで対応可能!
ステージを選ばず楽しめるファインチューン仕様
イエローのボディカラーが眩しいこのジムニーは、JSTC(ジムニースーパートライアルチャンピオンシップ)などの競技シーンを睨んで製作された一台。ナンバー付きの公認車両でありながら、レースで戦うマシンらしい雰囲気を放つ。
オーナーは元々JA11型乗りだったのだが、スピードトライアルに興味を持ったことを機に、この3代目のJB23型を増車。「リーフではなくコイルスプリング車の方が走りに有利なんですよ」と、オーナーはその購入理由を語ってくれた。
サスペンションは、ショウワガレージから販売されているビルシュタインダンパーベースのオリジナルキットでセットアップ。合わせてバンプラバーもショウワガレージの大容量バンプや八の字バンプを投入することで、極めてしなやかな特性の足回りに仕上げられている。
フェンダーは片側60mmずつワイド化。ホイールは5.5Jマイナス20×16インチのドゥオールのCSTゼロワンハイパー+Jで、タイヤは195R16CサイズのダンロップグランドトレックMT2を履く。
エンジンは本体こそノーマルだが、RHB31タービン+ECUチューンの組み合わせで120psを発揮。その他、トラスト製の前置きインタークーラーや上置きオイルクーラーなど、ヒート傾向が強いJB23を効果的に鍛え上げている。
軽量化も徹底。内装類はほぼ撤去し、外装もモンスタースポーツ製のカーボンボンネットやワイルドグース製のFRPパーツを大量投入することで、エアコン付きながら60kg以上のシェイプアップを実現している。
シートはブリッドのフルバケットモデルがセットされているが、一般的なチューニングカーのセオリーとは対照的にシートポジションはかなり高め。先を見渡す必要があるスピードトライアルという競技特性に合わせるべく、シートレールをかさ上げ加工しているのだ。
ダート系のスピードトライアル仕様として製作された車両ではあるが、取材イベント「ジムニー那須ふぇす」ではオンロード&オフロード両方の走行会に参加し、熱い走りを見せていた。
「タイヤがオンロード用ではないので腰砕け感はありますが、サスペンションは横転する気配も無く絶好調。問題なく楽しめましたね」とはオーナー。ステージを選ばず走りを楽しむ姿は、まさに生粋のオールラウンダーだ。
PHOTO:小竹 充(Mitsuru KOTAKE)
●取材イベント:ジムニー那須ふぇす2021