目次
走行性能の向上を優先した必殺エアロ
フロント30mm&リヤ25mmのワイドスタイル!
ライトチューンでも筑波1分フラットを計測するなど、高い潜在能力を秘めるFK8シビックタイプR。そんな“素材”の戦闘力をさらに高めるには、当然ながらトレッド幅の拡幅やワイドタイヤの装着が視野に入ってくる。
そこでバリスは、同車のPCDが120であることを考慮して、BMWのM2用ホイールを組むことを想定。そこからワイド幅を計算した結果、フロント+30mm&リヤ+25mm仕様のフェンダーを企画&開発した。
「もっと広げることもできますが、ホイールスペーサーは使いたくないですからね」とはバリス代表の矢萩さん。つまり、現時点でのパフォーマンスアップに対しての最適解がこのワイドフォルムというわけだ。今後に対しても含みを持たせていて、もっと太いタイヤを、もっとトレッド幅を、という要望があれば、「フェンダーエクステンションを追加する可能性はある」と話す。
このワイドフェンダーは、先行リリースされた『アライジング2』のフロントバンパーとのドッキングが可能だ。ワイドボディキットと同タイミングで設定されたリップスポイラーも、アライジング2バンパーにセットできる。
クーリングボンネット(VSDC:37万円)は、スーパー耐久の参戦車両に採用されるなど、優れた冷却性能を評価される逸品だが、よりダイレクトに熱気が抜けるように後方両端にボンネットサイドダクト(8万円)を追加。蓄積された経験、実車両にて得られたデータに基づき製作された高機能パーツだ。
リヤのフロア周辺は従来のデモカーと同じパーツで構成されているが、GTウイング(26万円)はボディのワイド化に合わせて6cm延長したタイプを新たに開発した。
ワイドフェンダーを軸にしたフルボディキットのプライスは95万円。フロントバンパーや専用エクステンションリップ、サイドスカート&BIGアンダーボード、そしてリヤワイドフェンダーまで含まれている事を考えると、決して高額とは言えないだろう。
滑らかな曲線で構成されたその造形は、まさに芸術品と言えるほどの美しさ。これだけの造形美を見せながら、エアロパーツとしての機能性まで兼ね備えているのは、さすがバリスと言うほかにないセンスと技に満ち溢れている。
●取材協力:バリス TEL:042-689-2939
【関連リンク】
バリス
http://varis.co.jp