「サバゲー好きの愛機は英国軍仕様の現行ジムニー!」ミリタリー指数MAXのランドローバー顔仕様を捕獲

ダムドのリトルDがジムニー購入のきっかけ

独自の感性で軍用風パーツをインストール!

ジムニーとミリタリーの親和性を改めて痛感させてくれるカスタム仕様の登場だ。

オーナーは栃木県在住の“ノリさん”。ダムドのJB74型ジムニー用コンプリートボディキット“リトルD”のデザインに一目惚れしたことが、車両購入のきっかけだったそうだ。

ダムドのリトルDは、軍用としての需要が高かった先代のランドローバー・ディフェンダーをオマージュした作品だ。愛車へのインストール後、“ノリさん”はリトルDの世界観を保ちながら軍用車路線のカスタムを加速させ、様々なパーツを追加しながらこの独創的なスタイルを作り上げていったのだ。

リトルD仕様で生まれ変わったフロントセクションは、ワイヤープロテクターやシュノーケル等を追加して個性を演出。フロントウインドウ上部に設置されたLEDバーライトがミリタリー感を助長する。

ルーフも凄まじい。純正のベースキャリアにショウワガレージのアルミ製ルーフラックを追加して、そこにスタックリカバリーラダー(緊急脱出用のラダー)とスコップ、そしてNATO軍仕様のジェリカンを搭載。手前の長い棒状の物体はヤキマのサイドオーニング(タープ)で、キャンプなどで活躍しているそうだ。

ネット通販で購入したというシュノーケルは、ヘッドを水分離型に変更することで普段使いでの利便性を高めている。また、リヤサイドウインドウ部分にはアピオのサイドラックを追加し、ロトパックスのストレージコンテナを固定。牽引ロープなどの小物類を入れているそうだ。

スペアタイヤの後方には「デザインが軍用っぽかった」というイノーのサイクルラックをマウント。ステンシル塗装を加えてミリタリー指数を高めているのもポイントだ。その他、アピオのスチールリヤラダーやラッシングベルトなど、ディティール処理には一切の妥協がない。

キャンプだけでなく、サバイバルゲームも嗜むという“ノリさん”。そのため、ラゲッジルームにはモデルガンやミリタリーグッズが美しくレイアウトされている。

ホイールは15インチのアピオ・ワイルドボアSR(6.0J-5)で、タイヤにはブリヂストンのデューラーM/T675(215/75-15)をセット。軍用車っぽさを出すために、A/TではなくM/Tをチョイスしているのだが「オンロードでの乗り心地もそれほど気にならない」とのこと。

タイヤの大径化にともない、サスペンションはアピオの7420SAで20mmほど車高アップ。安定性向上のために、ショウワガレージの調整式ラテラルロッドとROADWINステアリングダンパーも組まれる。

フロア下にはアピオの保護パーツ類(フロントショックブラケット補強プレート、フロントアームスキッドガード、リヤショックH.Dスキッドガード、リヤアームスキッドガード、フェールタンクガード、キャニスターガード、トランスファーガード)をフル投入。エンドマフラーは、スルガスピードのPFSループサウンドマフラーだ。

マッドフラップはダムド製だが、そこにワイヤリングを追加したり、バンパー下にヒッチメンバーを追加したりと、オリジナリティをプラスしている。

エンジンは吸排気系に手を入れたライトチューン仕様。点火系も、レインボーオートのアイスワイヤー&アイスヒューズ、オカダプロジェクツのプラズマダイレクトで強化済みだ。

室内も簡易無線を追加するなど、世界観が損なわれないようにデコレーション。センターコンソール脇にぶら下がっているスタングレネードはキャリングポーチだ。

「やっと付けるモノがなくなったので、あとは楽しむだけですね」と“ノリさん”。明確なコンセプトに基づいて製作された拘りのジムニー、センスの良さが光るスーパーカスタムと言えよう。

●取材イベント:ジムニー那須フェス2021
TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO

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