「レクサスもC-HRもテスラも魔改造」カリフォルニアのオールジャンルカーミートが熱い!Part.1

発売間もないテスラのニューモデルも躊躇なく改造!

 
ほぼ毎週、何らかのカーショーが開催されていると言っても過言ではないアメリカ。最も気楽に参加できるのは、気の合う仲間達が集まって情報交換等を楽しむカーミートだ。今回はそんなゆるいイベントの中から、エアランナーのブランド名でエアサスを展開する“ACC”と、レクサスのオーナーズクラブ“PURE LEX”が共同開催した「アニュアル・サマーズ・エンド・ミート」にズームイン。イベント参加車両を見ていこう。
 

エアサス率100パーセントのカーミートに潜入

レクサス IS

エアランナーのエアサスが組まれたこちらのレクサスISは、全下げにした状態をしっかり考慮に入れて作られたスタイリングが魅力。レーシングデザインにコンケイブを加えたボルクレーシングG25、アメリカのメーカーであるR1コンセプトの鍛造キャリパーキット、セイボンのFPスタイルカーボンフロントリップなど、全て計算ずくのカッコ良さが感じられる。

レクサスRC

パンデム/ロケットバニーからワイドボディキットが発売されているレクサスRCは、今アメリカの日本車マニアから注目されているカスタムベースの1台。定番のスポーツホイールを履き、ロールケージを組む走り系のカスタムと、エアサスで着地するまで下げたローダウンスタイルを融合するのが流行りだ。

レクサス LC

車両本体価格を支払える人にとっては、カスタムと普段乗りを兼用できる夢の乗り物とも言えるレクサスLC。アーティシャンスピリッツやリバティーウォークなどの有力カスタマーがボディキットを開発しているため、今後ますます注目を浴びそうだ。このようにエアランナーのエアサスと切削感の伝わるシンプルな3ピースホイールで下げるだけでも、かなりキマる。

スバル WRXSTI

広いアメリカではクルマの趣味嗜好も地域によって異なり、例えば西海岸と東海岸で極端に人気の違いがあるメーカーや車種が存在する。スバルはその代表的な例で、スバルが圧倒的な人気を獲得しているのはニューヨークを中心とした東海岸の地域だ。逆に雪はおろか雨すら滅多に降らないカリフォルニアでは、マイナーな部類に属する。

ただし、VAB型WRX STIに関しては、西海岸で開催されるスタンス系イベントでもよく見かける存在。このようにエアサスでローフォルムを追求したり、ドレスアップ系ホイールを履かせたりするのも当たり前だ。このクルマは前置きインタークーラーに置き換えて、エンジンルームの見た目と機能にも拘っている。今後はこういったドレスアップとチューニングを掛け合わせたスタイルが、カスタムトレンドの主流となっていくだろう。

トヨタ C-HR

コンパクトSUVは日本では人気のあるジャンルだが、アメリカ人には小さすぎるのか、正直あまり売れている印象はない。ただし、C-HRはデザインが個性的なおかげもあってカスタムベースとしてなかなか人気だ。この車両はクールレーシングのエアロキット、アバンギャルドのF431ホイールを装着し、エアサスで着地するまでローダウン。地面と一体になったような塊感がインパクト抜群だ。

トヨタ C-HR

ワークマイスターS1でスポーティな足元を演出するバッグドC-HR。エンジンルームにはケブラー柄のパスワードJDM製カバーとカラフルなハードウェアが仕込まれ、HPSパフォーマンスのインテークキットも装備。

テスラ モデル3

車種専用設計のエアランナーは、テスラの4ドアセダンであるモデル3用のエアサスも開発。前後タイヤがフェンダーにタックドされている姿は、意外とテスラの未来的なイメージを高める効果を発揮している。写真のクルマはノーマルだが、アメリカではUnplugged Performanceというメーカーがテスラ用のエアロパーツやブレーキキットを発売済み。テスラのカスタマイズに火が付くとすれば、それはテスラが本拠地を構える西海岸が最初ということになるのは間違いなさそうだ。

レクサス IS

エイムゲインのフロントバンパーを備え、エアサスでがっつりとロワードされた2代目のレクサスIS。ひねり系スポークデザインのホイールにはカッパーゴールドのカラーフィニッシュが施されている。本来はプロジェクタータイプの灯体が収まるヘッドライトも、三連LED仕様に置き換えて個性を演出する。
 
PHOTO:Akio HIRANO/TEXT:Hideo KOBAYASHI

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