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ツボを抑えたチューニングでNDロードスターに楽しさを与える!
フィーリングアップを重視したファインチューンを提案
ND型ロードスターはオープンボディのため、サーキット走行ではロールケージの装着が義務付けられてしまう。そのため、“ランデュース”に通うオーナーでも、大半はサーキット派ではなくストリート派なのだという。
そうしたオーナーに向け、ランデュースでは「お洒落に遊べて、気持ち良く乗れる」というコンセプトのロードスターメイクを提案。今回の取材車両もそんなランデュースの思想を反映した1台だ。
まず、スタイリングに関しては純正エアロをモノトーンでシンプルにコーディネイト。そこにクスコのストリートゼロダンパーをセットしながら、アドバンレーシングRZIIを17インチで履く。これだけのモデファイでも十分にスタイリッシュなフォルムが引き立つため、あえてコストをかけてまでエアロワークには着手しないという。
もちろん見た目だけで終わってしまうのは勿体無い。そこで手軽にエンジン出力をアップできるHKSフラッシュエディターを使い、オリジナルデータでECUチューンを施す。ピークパワーで15psほど高めつつ、トルクも全域で1.1kgmほどアップ。スロットル制御の変更をメインに触っているため、パワーやトルクだけでなくレスポンス面も向上させているのがポイントだ。
さらにパワーアップに合わせてシートもホールド性を高めたフルバケに変更。オープン2シーターのボディに合わせて、ショルダーサポートの干渉もクリアしたレカロTS-Gをセレクトした。
ブレーキチューンも抜かりはない。前後にはオリジナルのブレーキキットをフィッティング。もちろんサーキットを走らずとも、ブレーキの容量は余裕があるに越したことはない。しかし、ホイールから覗くキャリパーの造形美は、足元をスタイリッシュに見せるためには重要なポイントだ。また、重量的にもノーマルキャリパーは意外と重いため、変更後も重量増がほとんどないのも、このブレーキキットのメリットだ。
こうした比較的井ライトなチューニングでストリートでのワインディングも気持ちよく走れるマシンに仕上げられるというわけだ。
もちろん、ランデュースではオーナーの好みやスキル次第で、ボディ補強やオリジナルのブレーキキットなど、目標とするスペックを高次元で実現してくれるだけの実力を備えているのは言うまでもない。
●取材協力:オリジナルランデュース 岡山県倉敷市三田118-1 TEL:086-464-0606
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