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GTスタイルの86から往年の名車411ブルーバードまで!
26年連続(2021年は未開催)で東京オートサロンに出展し、今までに200台以上ものカスタマイズカーを出展してきた日本自動車大学校(NATS)。学生ならではの自由な発想力は年々パワーアップしており、近年ではオートサロンの東京国際カスタムカーコンテストの常連になっているほどだ。そんな彼らが次のオートサロンに向けて製作している4台の詳細が判明した。どれも学生パワー炸裂の衝撃的なカスタムカーばかりだから、注目せずにはいられない!
TOYOTA86 GT STANCE
「公道走行可能なGT風マシン」というコンセプトで製作が進められている86ベースのカスタムカー。東京オートサロン2022にトヨタが出展したGT3というコンセプトモデルの公道走行可能バージョンとして、そのシルエットをオマージュする。
ロングノーズシルエットを作り出すために、フロント部はパイプフレーム化してストレッチ。それに伴った配管やハーネス延長など苦労の連続だったという。
サスペンションはT-DEMANDのエアサスを投入。普段の街乗り等での使い勝手も考慮したメイキングが各部に施されている。
ALPHARD Super Dually Truck
トラッキンやアメ車に興味のあるメンバーが集まって製作しているのが、アルファードのトラック仕様。ベース車の選定は、「意外性が狙える」&「馴染みのある車両」という2点が理由とのこと。
車体を大幅に延長するため、強度や重量の兼ね合いから公認の取得に苦労している模様。不安なくストリートを走れるフル公認カスタムカーとして展示される予定なので、その完成を楽しみに待とう。
MAZDA RX3 CABRIOLET
人気の旧車が手の届かない価格帯になってしまっている昨今。「だったら現行車ベースで作ってしまおう!」という学生らしい自由な発想で魔改造を進めている作品がこちら。 ND型ロードスターをベースにした“RX-3カブリオレ”である。
ボディの造形は、主に鉄板等で新規パネルを製作するなど、メタルワークをふんだんに使った難易度の高いメイキング。流麗なシルエットを有するND5RCでどこまでRX-3らしさを表現できるのか、非常に興味深い車両だ。
DATSUN BLUE BIRD
レストアの技術とカスタマイズの両方を学びたいという学生達が集結して作業を進めている411型ブルーバード。フルストリップ状態からレストアを行いつつ、エアサスでの完全着地を可能にする現代的な仕様で仕上げていくそうだ。
外板のレストア箇所が想像以上に多い上、エアサス(エアフォース製)の取り付けに関しても、マウントやリンクをイチから製作するなどワンオフ作業の連続が続いている。しかし、この様な経験が学生の学びに繋がっているのである。
●問い合わせ:NATS(日本自動車大学校) 千葉県成田市桜田296-38 TEL:0476-73-5507
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NATS(日本自動車大学校)
https://www.nats.ac.jp