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競技ドリフトでの使用まで想定したパンデムの180SXキット
粟野如月のD1ライツ参戦用マシンを徹底考察
今や日本が世界に誇るエアロデザイナーとしてその名を轟かす、TRA京都の「三浦 慶」。ビス留めオーバーフェンダーを現代風にアレンジして作り上げる同氏の作品群は、どれもそのエアロキットが標準ボディであるかのような強烈なインパクトを放つ。
今回紹介する180SXは、そんな気鋭ビルダーが生み出したヒット作『PANDEM V3 180-240SX』でフル武装した1台。D1ライツシリーズにフル参戦中の粟野如月選手が駆るドリフトスペックだ。
フロントバンパーは、バンパー(5万8000円)/リップ(2万8000円)/グリル(1万5000円)からなる3ピース構造で、ターンレンズは専用品(6000円)を設定。この他、オプションでアグレッシブなカナード(2万2000円)やスプリッター(1万2000円)も用意されている。
フェンダー(フロント:8万円/リヤ:8万円)は、D1ライツのレギュレーションに準じた片側75mmワイド仕様となる。前2作とはまるで異なる非常に個性的なデザインだが、ネオクラと先進性が共存するようなこの独創性こそTRA京都の持ち味だ。
また、前後のボリュームバランスを調整するサイドステップ(4万円)は、あえて直線基調のシンプルなデザインとしている。
ホイールはOZフッツーラのリバレル。これはフッツーラのディスクに別(もしくは社外)のアウターリップを組み合わせたもので、本家では存在しないサイズを生み出すアメリカ発信のカスタム術だ。
リヤセクションは純正バンパーを活かしてデザイン。バンパー下部両端に取り付けるリアサイドスカート(リヤピース:2万円)を軸に、スプリッター(5000円)、カナード(2万2000円)でスピード感を演出する。
ウイングは得意のダックテール形状(4万円)とし、さらにウイングスポイラー(2万円)を追加することでワイドボディに負けないボリュームを手にしている。
ボンネットには汎用ダクト(3万2000円)をインストール。純正に加工装着するも良し、社外のエアロボンネットと組み合わせるも良しの新感覚パーツだ。
フルキット価格は48万円。180SXに新たな表情を与えたいオーナーにとっては必見のボディキットと言えるだろう。
●問い合わせ:TRA京都 TEL:0774-43-3242
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