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見所はシート以外はすべDIYで仕上げた高級感漂うインテリア
プロ顔負けのクオリティで仕上げたフルレザー内装!
今や絶版となってしまったさわやかなプレミアムビーチブルー・パールカラーに、無限のエアロキットとJ’sレーシングのリヤウイングがバッチリ決まっている政さんのマシン。それまでの通勤車が車検を迎えたために、2017年に新車で購入したアルファグレードだ。
なんといっても政さんのマシンで度肝を抜かれたのは、タンカラーのレザーでトータルコーディネートが図られたインテリア。驚いたことにシート以外のすべてが、5年くらい前から趣味ではじめたレザークラフト技術を駆使して作りあげたものだという。
「最初はステアリングの張り替えからスタートして、その後シフトブーツやドアパネル類をレザーで製作していきました。さすがにシートは形状が複雑で無理なので、ユアブランドへ張り替えを依頼しました。シートヒーターも追加しているので、冬も寒くありませんよ」とのこと。
圧巻なのは、助手席やルーフ、ドアバイザーなどに追加しているさまざまなレザー製のバッグ類。元々はS660の弱点である収納スペースのなさを解消するためのものだったが、1つずつ追加していくうちにエスカレート(!?)。基本1人乗りということで助手席もご覧の状態となっているが、それでもまだまだ足りないというから……。ちなみに大型のバッグで製作期間は約1ヵ月。S660ロゴの焼き印もオリジナルで製作したのだという。
政さんの作るレザークラフトはみんカラでつながる仲間のなかでも評判となり、「オレにも作って」という人が続出する人気ぶり。そこで時間のあるときにリモコンキーのホルダーを量産(!?)して、ミーティングのときなどに渡しているのだという。純正ナビモニターと切り替え可能なタブレットホルダーも3Dプリンターで自作したもので、こちらも仲間たちからの依頼ですでに10個くらいは作ったとか。
以前乗っていたカプチーノでオープンカーの楽しさを知り、このS660のほかにシルビアのヴァリエッタ(S15型)も所有しているという政さん。「ヴァリエッタの方はアルカンターラで内装を仕上げたので、S660はレザー仕上げにしたんですよね」とのこと。見るまでもなく、きっとヴァリエッタの方も凄まじいクオリティで仕上がっているはず。次回はぜひ、そちらも披露してください!