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マフラー交換で大幅パワーアップも可能!?
開発車両が納車され次第、国内モデル用にも着手の予定
このGRカローラ(北米仕様)は、日本が世界に誇るアフターマフラーメーカー“フジツボ”が、東京オートサロン2023に目玉として送り込んだチューンドだ。
2022年末のSEMAショー2022でワールドデビューを飾った車両そのものなのだが、爆発的な反響を受けて、急遽、凱旋展示することになったそうだ。
じつはこのGRカローラは、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手がプロデュースしている“グローデザイン”のデモカーだったりする。フジツボカラーのボディグラフィックに加え、スーパー耐久仕様をイメージしたデザインのグローデザイン製アンダースポイラー類が装着されている。
エキゾーストシステムには、フジツボが開発したコンセプトモデルをインストール。センター2本出しのチタンテールデザインが独特の存在感を醸す。
マフラーレイアウトは、キャタライザー以降のフロントパイプが70.5φ、タイコ型サイレンサーからのパイプが60.5φ×2で、BGテールパイプ(焼色グラデーション)が90φ×2となる。素材はSUS304ステンレスだ。
ちなみに、フジツボは東京オートサロン2023で各メーカーのGRカローラ(TGR、ORC、クスコ)にマフラー供給をしていたが、それらの開発を通して「GRヤリス同様、近年の新車としては珍しくマフラーだけでかなりのパワーアップが望める」ことを掴んだという。
本格的な市販モデル開発は国内市販車両が納車され次第ということだが、果たしてスポーツマフラー界の雄フジツボが、どんなレイアウト&素材でGRカローラ用を仕上げてくるか、今から楽しみでならない。
●取材協力:藤壺技研工業 TEL:055-998-0130
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