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早くも多様なチューンドRZ34が登場!
事前の予想通り、東京オートサロン2023の舞台には数多くの新型Zが展示された。チューニングカーはもちろん、ドレスアップ系、パーツメーカーのデモカーなどそのバリエーションは多岐に渡る。今後のカスタムシーンにおいて新型Zがどのような存在となるかはまだまだ未知数の段階だが、そのヒントを模索すべくWEB OPTIONでは出展された全ての新型Zを取材。その内容を紹介していく。
TRUST GReddy RZ34&GReddy Stance RZ34
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アフターパーツメーカーとしては最速となる2022年7月納車。同年8月には簡易ブーストアップ仕様で最高速テストを実施するなど、現在RZ34チューンの最前線を走る“トラスト”。
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今回の出展に際して大幅に手直しされたのは主に外装だ。まず、同社デモカーのZC33SやZN8と同じく2023年バージョンとなるカラーリングを施し、フロントリップスポイラー、サイドステップ、リヤアンダースポイラーで構成されるオリジナルエアロを装着。ホイールも見た目を考慮し、19インチのボルクレーシングTE37から20インチのGT090に履き替えた。
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また、機能系パーツでは水冷インタークーラー用サブラジエターの開発を進めているが、純正ブレーキが容量不足でサーキットの連続周回に耐えられず、満足にテストできていない状況。そこでエンドレス製キャリパー&ローターでブレーキ強化を図り、ABSなどのマッチングを確認してから本格的なテストを実施する予定だ。
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そしてもう一台、GReddy Stannce RZ34と名付けられた車両は、トラスト、ムーンテック、TRA京都の3社が合同で製作したコンセプトモデルだ。
合同製作になった経緯は、トラストのスタッフがスタンスネーションを視察に行ったことが始まり。展示車両の多くにGReddyのロゴを見かけたことから、スタンス系のイベントへ参加する人達にもアピールできるデモカーを作ろうという流れになったのだ。
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ボディキットはパンデム製で、それに合わせてテールガーニッシュと4本出しマフラーをオリジナルで製作。ショーカー用ではなく、市販を前提にしているというから、参入に向けての本気具合が伝わってくる。ボディカラーのミッドナイトブルーはラッピングによるものだ。
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また、全幅2150mmの迫力のあるフェンダー内に収まるのはフロントが10.5Jマイナス46、リアは12Jマイナス65という超極太&超ディープリムで魅せるワークマイスターS1。タイヤも265/30−19と295/30−19とかなりマッシブ。ボディとの一体感とボリューム感溢れるスタイルは素直にカッコ良い。
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チューンドとドレスアップの二刀流で新型Zの熟成を図るトラスト。今後どのように手が加わり、新たなカスタマイズの可能性が引き出されるのか、今から期待は膨らむばかりである。
デイトナ 500Z
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鍛造チタン製の個性的なボルト&ナットをリリースする“サンダーボルトチタニウム”ブースに展示されていたのは、福岡のフェアレディZ専門店“DAYTONA”のデモカーだ。
エンジンルーム内のボルト類、ホイールナットをヒートグラデーション処理されたチタン製に交換。さりげなく自慢できるアイテムとして人気は高い。
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コンケイブの効いた7本スポークの鍛造アルミホイールは、同社が日本代理店を務めるアメリカ最大級のZ専門店であるG1モータースポーツの新作「ZM23」。その内側にブレンボの大型ブレーキキットを組み合わせ、弱点であるストッピングパワーを強化している。
マフラーはサクラムとのコラボレーションモデル。6本のスリットが入ったエンド部のデザインは消音効果を高め、リアビューにアクセントを加える。足回りにはオーリンズDFVをチョイス。今後はエクステリアのブラッシュアップを図っていく予定だ。
ファイナルコネクション RZ34
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オリジナルエアロを多数ラインナップする“ファイナルコネクション”だが、今回は“ガレージベリー”とのコラボでRZ34用ボディキットを送り出してきた。
保安基準適合内で整流効果とダウンフォース増強を狙ったフロントスポイラーとサイドステップに、ボディサイドまで回り込んだ大型リヤスポイラーを組み合わせて前後のボリュームバランスを調整。
特筆すべきはフェンダートリムで、出幅は車検対応内の9mmだが、フェンダーアーチの中央部を20mm下げ、タイヤとの隙間を狭めることで視覚的にローダウンしたように見せている。
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ブースにはイカヅチイエローとプリズムホワイトの2台を展示。違いはリヤサイドガーニッシュの有無なのだが、サイドビューの印象ががらりと変わるので、ボディサイドにスパイスを加えたいオーナーはぜひセットしていただきたい。アンダーアイラインのようなカーボン処理も斬新だ。
フジツボ Fairlady Z
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ガンダムのシャア専用機をイメージしたようなカラーリングが目を引く“フジツボ”の新型Z。ブースには、今春以降の発売を予定している2本の新作マフラーを並べていた。
展示車両に装着されていたのは、同社の人気モデル「VVV(ブイダブリュー)マフラー」の進化版。従来モデルは、サイレンサー後に可変バルブを設けることで性能と消音を両立していたが、今作はフロントパイプに左右を繋ぐバイパスを設け、その中央に可変バルブを追加。チャンバー効果を利用して音質を変えるという画期的なシステムだ。
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車体の横に商品展示された可変バルブを持たないRMモデルにも、同様のバイパスを設定。今後の規制に対応しながら、音質を作り込むことでサウンドも楽しんでもらおうというのが狙い。疑似的に音を出すのではなく、技術で問題を解決する。新作にマフラー屋の意地を見た。
Part.4に続く