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モアパワーを望むワークス&RSオーナーは見逃すな!
触媒レス仕様なら145馬力も狙える
Kカー専門の老舗ショップとして多彩なモデルのチューニングに取り組む“KCテクニカ”。中でもHA36型アルトは、パーツ開発を進めながらスポーツ走行へも精力的に取り組み、パッケージチューンの提案も図っている注目の車両だ。
HA36Sだけでも、すでに200点に迫ろうというほどオリジナルパーツが充実する同ショップだが、最も注目すべきはビッグパワーを望むユーザーに向けて展開を開始した「スポーツチューニングKIT-プロ」だ。
軸となるタービンは三菱のTD-03ハイフロースペック。KCテクニカが以前から販売している2つのタービンキット(RHB31改タービン/RHF3改)よりもサイズが大きく、高出力を狙える仕様となる。
その他、キットには専用ECUやメタルキャタライザー(ストレートパイプと変更可能)、大容量インジェクター、アウトレットパイプ、インテークパイプなど、インストールに必要なパーツをコンプリート。価格は54万7800円だ。
タービンサイズがかなり大型のため、装着にはレインフォースのカットが必要になる。パイピングレイアウトを含め、非常に攻めたキットだ。
デモカーはこのタービンの性能を引き出すために、オリジナルインテークシステム「パワーマックスRS」とトラストの「ブローオフバルブ」をセット。インタークーラーも大容量タイプに交換済みだ。
エキゾースト環境はキット付属のメタルキャタライザーからKCテクニカのGTマフラー(STREET)に繋がるレイアウト。完全車検対応のスペックを実現している。
KCテクニカの社内テストでは、最高出力133.5ps/最大トルク16.2kgmを記録。パワーグラフを見ても低回転域のロスを最低限に抑えつつ、高回転域の伸びに磨きがかかっていることが分かる。また、触媒レスのストレートパイプ仕様で現車セッティングを行えば、さらに10psほどの上積みが可能とのことだ。
対応はアルトワークスの1〜3型/ターボRS。R06Aユニットの潜在能力を引き出したいユーザーは、導入を検討してみてはいかがだろうか。
●問い合わせ::KCテクニカ 京都府宇治市槇島町目川6 TEL:0774-28-5075
【関連リンク】
KCテクニカ
https://www.kc-technica.com