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富士スピードウェイにSRエンジン搭載車が集結!
2023年3月18日、SRエンジン搭載車限定のミーティング&走行会イベント「SRヘリテージジャパン」が開催された。SRエンジンに関連さえあればOKという参加ルールのため、シルビア以外のSRエンジン搭載車やSRエンジンをスワップした個体など、参加者のバリエーションは非常に豊か。ここでは個性溢れるユーザーチューンドをピックアップして紹介していく。
Z32にSR20DETをスマートスワップ!
バブルの申し子であるZ32型フェアレディZに、S14シルビア(多分)のSR20DETを搭載した想定外チューンド。Z32のエンジンルームは狭い空間にV6ツインターボを詰め込んでギチギチだ。作業性が悪く熱問題もつきまとう。それを考えれば、直4のSRスワップはある意味チューニングの成功法と言えるかもしれない。
エクステリアは、トラストのグレーサーバンパーやグローバル製オーバーフェンダーキットなどでスタイルアップを実行。ホイールは19インチのワークエモーション極、その奥にチラつくゴールドのブレーキシステムは往年のトラストGREXだ。
180SXにコンバーチブルなんてあったっけ?
生産台数わずか601台という、S13シルビアのコンバーチブルをベースにした完全180SX仕様だ。顔面スワップ仕様は少なくないが、リヤまでしっかり処理されている個体は非常に珍しい。製作者にじっくりと話を聞いてみたい1台だ。
S14前期顔のシルエイティは珍しい
180SXのカスタムにおいてにシルビア顔を移植する“シルエイティ化”は定番だが、S14シルビア前期フェイス仕様はマニアックかつ超レアな気がする。ホイールにはボルクレーシングのグループCをチョイスし、90年代テイストに磨きをかける。
180SXとワタナベのコンビネーションは鉄板だ!
90年代の風を漂わせる純ベタ仕様の180SX前期だ。ホイールは15インチのRSワタナベエイトスポーク。日産車で深リムのRタイプを履く場合、干渉を避けるためにキャリパー側を加工するケースが大半だが、この180SXは無加工。マニアなら気になるポイントだろう。
ロティフォーム履きで個性を演出するS15
19インチのロティフォームLAS-Rを華麗に履きこなすS15シルビア。サイドマーカーを備えたヘッドライトや4連フォグなど、全体的にUS感が漂う仕上がりだった。 ボディのコンディションも良く、オーナーの愛情が伝わってくる1台だ。
Part.2へ続く
Photo:Akio HIRANO
●取材イベント:SR HERITAGE JAPAN 2023