「1460馬力のR34GT-Rが吠える!」伝説のニュージーランド最高速アタックを振り返る【V-OPT】

R34GT-Rチューニング特集【臨時増刊】ヴェイルサイドの最高速挑戦

ニュージーランドの公道最高速レース『ラリーニュージーランド1999』で、346.2キロという金字塔を打ち立てた最強GT-Rにして、90年代の最高速ムーブメントに終止符を打った名馬の登場だ。手がけたのは、当時、無敵のパワーチューナーとうたわれた横幕さん率いるヴェイルサイド。心臓部は、GT3540ツインターボの導入を軸に徹底強化されたレブリミット1万2000rpmの1460ps仕様だ。

1460馬力のフルチューンRB26が生み出す推進力は強烈で、同マシンの手綱を握った稲田大二郎は「次元を超えていた。RB26の出力特性とはとうてい思えない、空間が歪むほどの暴力的な加速Gが全身を貫くんだ。路面がドライだったら(レース当日は雨が降り続いていた)、間違いなく350キロは突破できていたはず。なんせ記録を出したときは6速ではなく、5速だったのだから…」と当時を振り返った。

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