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HKSのテストでは300馬力オーバーを記録!
配線をカットすることなく取付け可能なカプラーオンハーネス付属
日本を代表する総合チューニングパーツメーカー“HKS”から、GR86&BRZのGTスーパーチャージャー仕様を覚醒させる「サブコントロールシステム」がついに発売された。
HKSは早い段階からGTスーパーチャージャーシステムを完成させていたが、制御ツールの開発が想像以上に難航。そのため、暫定措置としてスーパーチャージャー本体のリストリクター径を絞って純正ECUのフィードバック制御で対応できるキットをパワーライター店(HKS認定ショップ)限定で販売していたのだ。
「純正ECU対応のスーパーチャージャーは39φのリストリクター装着で約270ps。今回のサブコン(F-CON iS)によるポートインジェクターの燃料増量を前提とした43φのリストリクター仕様では約300psが狙えます」とはHKS近藤さん。
なお、F-CON iSは専用データがプリセットされており、インストールにも配線カットの必要がない完全カプラーオンを実現しているのもポイントだ。もちろん43φのリストリクターも付属する。
サブコン制御の効果は絶大だ。HKSの社内テストでは、GT2スーパーチャージャー仕様のZD8型BRZで316ps&36.8kgm(純正:241ps&26.1kgm)を記録。回転とともにブースト圧が高まっていくGTスーパーチャージャーは、NAライクなエンジン特性でターボ化した時のような違和感は皆無。さらに、吸気系で全てを完結できるため、車検も問題なくパスできるという点でも、時代に即したパワーチューニングと言える。
価格はサブコントロールシステムが16万5000円、GT2スーパーチャージャーキットが53万9000円となる。GR86/BRZの潜在能力を解放させる、至宝の過給機チューニング。費用対効果まで含めて、魅力的すぎるだろう。
●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235
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