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ドラッグ専用ミッションで800馬力を操る!
男子顔負けの走りを見せるS14シルビア
女性ドラッガーが数多く参戦した“スーパードラッグフェスティバル・ファイナル”。その中で、最もハードチューンが施されていたのがこのS15顔のS14シルビアだ。
エンジンはS13系のSR20DETがベース。ヘッドはナプレックのハイレスポンスキットを奢り、腰下には東名パワードのキットを用いて2.2L化するなど、文字通りのフルチューン仕様。そこにHKSのT51R-SPL BB(ボールベアリング)タービンを組み合わせて800psを絞り出す。制御はLINK(フルコン)のエクストリームによるものだ。
室内を覗くと、ミッションはリバティ製のVゲート(クラッチレスミッション)を装備。シフトアップ時はクラッチを切る必要がなく、アクセルも全開のままでOKという直線番長専用パーツだ。
ワイド化されたリヤフェンダーに収められているタイヤは、フージャーのドラッグラジアル。315/35R17というビッグサイズで高出力を確実に路面へと伝える。
ちなみに、当初はレディースクラスでの参戦を予定していたが、あまりのハイチューンぶりに運営が男女混合のレギュラーST3クラスへの変更を要請したという経緯がある。とはいえ、アタック本番では10秒326という好タイムをマーク! 男顔負けの走りを見せつけて、見事クラス3位という成績を残したのだ。
●取材イベント:SUPER DRAG FESTIVAL FINAL in セントラルサーキット