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さらなる剛性と軽さを両立
D2キャリパーの最高峰モデルを考察!
ハイパワーチューンドの足元を支える『D2ジャパン』のブレーキシステム、その頂点に君臨するのが独特の背中トップブリッジ形状を有する『スポーツホローキャリパー』だ。
従来のキャリパーがボルトで固定していたのに対し、このモデルは一体構造とすることで剛性を高め、かつ肉抜きによって軽量化にも貢献。過酷なサーキット走行でも安定したペダルタッチを確実にしながら、バネ下の重量増をも抑えてくれるのだ。なお、ホローとは空洞や中空の意だが、その理由はキャリパーを見れば明らかだろう。
バネ下の軽量化はチューニングカーにとって永遠のテーマだ。比較すると、6ポットの従来品が3184gに対しスポーツホローは2664gでその差は何と520g、4ポットは2518gと2268gなので1台分と考えればバネ下が1540gも軽くなる計算になる。
キャリパーはピストン数に関係なく、ダストブーツ付きで耐久性も考慮。本体は純度の高いアルミを数千トンの高圧で鍛造成型し、ズバ抜けた強度と放熱性も両立する。
スポーツホローキャリパーではブレーキパッドの形状も小変更されている。上の中央に突起があるほうが従来モデルで、ごくわずかな数値とはいえ軽量化にも繋がる。
カラーは従来と同じく標準のレッド/ブルーメタリック/イエロー/グリーン/シルバー/ゴールド/ブラック/パープルに加え、オプションのシルバークローム/ゴールドクローム/チタンフィニッシュ/グラッシーレッド/グラッシーオレンジ/グラッシーブルー/グラッシーグリーン/グラッシーブラック。ドレスアップ派をも満足させる選択肢の多さで、ボディやホイールに合わせたカラーコーディネイトも自由自在だ。
すでにD2のブレーキシステムを装着している車両であれば、キャリパーとパッドを交換すれば済むのもありがたい。なお、パッドはストリート&スポーツ/スポーツ/レースの3種類があり、走るステージや車重を考えた上で最適なタイプを選ぶべし。
また、3年ほど前のことだが、ベルハウジングの軽量化や放熱性の高いフィンの採用など、ローターのリニューアルも行なわれているとのこと。ローターを交換するタイミングが近いのであれば、同時にスポーツホローキャリパーを導入するのもありだろう。
プロショップのデモカーにも数多く採用され、凄腕のチューナーが性能を認めるD2ジャパンのブレーキシステム。その最新&最高峰モデル、ぜひ自身の愛車で試していただきたい。
製品仕様
スポーツホローキャリパーブレーキキット
【フロント】4ポットキャリパーキット:27万8000円〜/6ポットキャリパーキット:32万8000円〜/スーパー8キット:49万8000円〜
【リヤ】2ポットキャリパーキット:要問い合わせ/4ポットキャリパーキット:32万8000円〜/6ポットキャリパーキット:49万8000円〜/スーパー8キット:59万8000円〜
●問い合わせ:D2ジャパン TEL:022-779-6512
【関連リンク】
D2ジャパン
http://www.d2japan.com