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ムーンテックが早くも極低仕様を完成させた!
「買ってからイジる」ではなく「イジったクルマを買う」という選択
インパクトが強い改造車は後世まで語り継がれる存在となるが、今回紹介する新型BRZもその中の一台に名を連ねることになるかもしれない。
スタンス系のメイキングで絶大な支持を集める気鋭ショップ“MOONTECH(ムーンテック)”のデモカーであるこのBRZは、世界最速で製作されたエアサス仕様車でありながら、コンプリートカーとしての購入も可能なリアルチューンドである。
足回りに関しては、多くのパーツが先代モデルからのキャリーオーバーと思われていた新型BRZだが、実際は細部に違いがあるという。「まず前後ともにナックルの変更でトレッド幅が先代よりも拡げられていました。このデモカーのように攻めたサイズのホイールを履こうと思うと、そこがネックになりますね」とは、ムーンテックの田口さん。
そこでムーンテックは、先代モデル用に開発されたメーガンレーシング製のアームを投入しつつ、フロントナックルやリヤのアッパーアームなどに加工を実施。ホイールベースも先代より5mm伸びており、リヤのトレーリングアームに関してはメーガンレーシング製では調整しきれなかったため、スキッドレーシング製に変更している。
サスペンションは前後ともにエアサス化。ムーンテックが代理店を務める“PloomSuspension(プルームサスペンション)”で新規開発された四輪独立制御モデルが投入されている。車高の上がり幅は着地状態から約12cmとのことで、イベントから普段乗りまでイージーに対応可能だ。
エアサスの制御はエアリフトパフォーマンスの3Pシステムによって行われる。構造上、エアサスは制御系およびコンプレッサー周りにトラブルが発生しやすいが、エアリフトの製品は永久保証付き。安心してカスタムカーライフを満喫することができるというわけだ。
エアサスのコントローラーはセンターコンソールに美しくインストール。まるで純正のようなクオリティを誇る。
ブレーキはGDBのブレンボキャリパーとGRF用のエンドレス製スリットローターを流用。GRFは本来PCDが114.3だが、今回はPCD100の5穴という純正ピッチでホイールを履くために、ボルト穴をわざわざ開け直したそうだ。
ホイールはワークとJDMコンセプトのダブルネームモデル“GT5-3P”。サイズは18インチの10Jマイナス6だ。このホイールもムーンテックが代理店を務めている製品で、ピアスボルト付きの3ピースモデルに加え、スタンダードな1ピースモデルも展開されている。
タイヤは225/35-18のトーヨータイヤ・プロクセススポーツで、フェンダーの内側は前後ともに干渉する箇所をカット加工済みだ。
ムーンテックでは、このデモカーの発表と同時にコンプリートカーの取り扱いも開始。価格はブレーキを除くデモカーと同様のスペックで、乗り出し499万円(Rグレード)。新車で用意されるベース車両と、装着されるチューニングパーツから考えて約30万円ほどお買い得になる計算だ。もちろん、GR86(SZグレードの場合同価格)でのオーダーも可能とのこと。
ちなみに、ムーンテックではマイカーローンにも対応しており、その際の利率は1.9パーセント〜。ディーラーレベルの低金利設定なのである。
大幅な値引きやローンの一括化といった金銭面的な利点は絶大。これから新型86/BRZの購入を考えているなら、ムーンテックのコンプリートという選択肢は大本命と言えるのかもしれない。
PHOTO:平野陽(Akio HIRANO)
●問い合わせ:MOONTECH 群馬県伊勢崎市境下武士1516−1 TEL:0270-61-7495
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