アプリリア トゥオーノ 457

ピラニアレッド

プーマグレー

Aprilia TUONO 457 | Feel the charge before the roar

「パワーウエイトレシオ(PWR)」は日産GT-Rに匹敵する3.34kg/馬力

「トゥオーノ 457」はA2免許(日本の中型自動二輪/普通自動二輪免許に該当)を所持するユーザー向けに新開発されたスポーツネイキッドモデル。コンパクトで軽快なボディラインを採用し、真のネイキッドスポーツ魂をとらえたデザインにアレンジされている。

シャープなイメージのフロント部は、アプリリアの象徴的なスタイルを表現したトリプル型フルLEDヘッドライトを導入。高度な空力特性を備えた両サイドの小型スポイラーは、伝説の大型ネイキッドスポーツ「トゥオーノ1000R」をオマージュ。

すべてのディテールは、機能的かつスポーツ志向に基づいたもの。人間工学を吟味したデザインのガソリンタンク、幅広のハンドルバー、側面を絞った足着き性に優れたシート(シート高は800mm)の組み合わせにより、快適ながら常にダイナミックなライディングを実現。パッセンジャーシートは広々としており、タンデムしやすい仕様に仕上げている。

乾燥重量はわずか159kgで、最高出力はA2モデルの上限である35kw(47.6馬力)を発揮。軽量でパワフルなこのモデルは、パワーウエイトレシオ(※注1)にも優れているのが特徴だ。

※注1:「パワーウエイトレシオ(PWR)」とは、1馬力が負担する車重を示す数値。一般的に車両重量÷最高出力で算出。数値が低いほど俊敏でスポーティといえる。「トゥオーノ 457」のパワーウエイトレシオは、
→159kg÷47.6馬力=3.34kg/馬力
これは「日産 GT-R NISMO スペシャルエディション(2024年式)」に匹敵する数値。詳しくは下記ページ参照!
パワーウエイトレシオ、数値が低いほど俊敏でスポーティは本当? パワーウエイトレシオ(PWR)=車両重量÷最高出力。二輪・四輪・市販車etc.いろいろ比べてみた

「パワーウエイトレシオ(PWR)」とは、1馬力が負担する車重を示す数値。一般的に車両重量÷最高出力で算出。数値が低いほど俊敏でスポーティといえる。ここでは「パワーウエイトレシオに優れたアグレッシブなマシン」をリサーチ。パワーウエイトレシオの数値が低いほど、俊敏でスポーティーという“常識”は本当なのか? ミニバイク&ビッグバイクなど排気量、また市販車&ワークスレーサーを問わず、しかも二輪・四輪が入り乱れた、一切の垣根を取り払った無差別のパワーウエイトレシオ対決に注目だ! REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

https://motor-fan.jp/bikes/article/109388

最新の水冷4ストローク並列2気筒DOHC 4バルブ457ccエンジンは47.6馬力を発生

ツインビーム型アルミフレームに搭載されたエンジンは、フルカウル付きのスポーツモデル「RS457」にも採用される、最新の水冷4ストローク並列2気筒DOHC 4バルブ457cc。負荷支持機能を導入した同エンジンの最高出力は、A2モデルの上限である35kw(47.6ps)/ 9400 rpmを発生。最大トルクは43.5N・m/6700rpm。トランスミッションはスポーティな6速を採用。これらはすべて、下記ページのRS457と同じ。

RS660に非常によく似ているけれど、こちらは2気筒457cc。アプリリアがミドルクラススポーツモデルを発表!|EICMA2023/RS457

イタリアミラノで11月7日から開催されているEICMA2023(モーターサイクル国際博覧会)で、サンマリノGPで初お披露目された2気筒のミドルクラススポーツRS457は正式発表された。軽量なハイパフォーマンスマシンは、日本国内への導入が期待される。

https://motor-fan.jp/bikes/article/92761

内部摩擦を最小限に抑えるため、エンジン内には様々なテクノロジーを導入。シリンダーはクランクシャフトから約6.5mmオフセットされ、ピストン推力時の摩擦を低減。カウンターシャフトとウォーターポンプはブッシング式ではなく、ローラーベアリング式で稼働。ピストンピンにはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)表面処理を実施。

ギアボックスは既存のブッシング式ではなく、ローラーケージ式を採用(アプリリアのV4エンジンと同じ)。シフトフォークのアクスルに統合されたシステムを備え、特許取得済みの新しい潤滑ソリューションを導入している。

横方向にレイアウトされたカムチェーンによって駆動されるDOHC型のカムシャフトのアクスルは軽量な中空とし、バルブ作動時の慣性を低減するのに役立つ専用カップを使用。

オイルバス・マルチディスク・クラッチはパワーアシスト式を採用し、アンチホッピングシステムを装備。トゥオーノ 457のファイナル ドライブトレインはRS457とは異なり、丁数を増やしたクラウンホイール採用のショートに設定。これにより電子式ライドバイワイヤー・マルチマップ・スロットルのレスポンスも、一層向上させている。

トゥオーノ 457にはトラクションコントロールや3つのライディングモードなど、各種電子制御システムも導入。“最新モデル”ならではの、贅沢かつ高性能な機能が随所に盛り込まれている。

前後14インチ径に設定された強靭な足周り

フロントフォークはΦ41mm径の倒立型(120mmトラベル)。リアは非対称スチールスイングアームを組み合わせたモノショック型のリアショック(130mmトラベル)を採用。

前後ブレーキはディスク式。ディスクローター径はフロントΦ320mm・リアΦ220mmに設定し、ByBreキャリパー(フロントはラジアルマウント型)を選択。 ブレーキシステムはBoschの2チャンネルABSシステム(デュアルマッピング付き)によってサポートされており、両輪またはフロントのみで使用可能。

前後ホイール径は17インチに設定。タイヤはフロント110/70、リア150/60の各サイズが導入されている。

RS660に非常によく似ているけれど、こちらは2気筒457cc。アプリリアがミドルクラススポーツモデルを発表!|EICMA2023/RS457

イタリアミラノで11月7日から開催されているEICMA2023(モーターサイクル国際博覧会)で、サンマリノGPで初お披露目された2気筒のミドルクラススポーツRS457は正式発表された。軽量なハイパフォーマンスマシンは、日本国内への導入が期待される。

https://motor-fan.jp/bikes/article/92761
CBR600RRより11kgも軽い。アプリリアのミドルスーパースポーツ、RS660を試乗!

イタリアン・ブランドのアプリリアは現在ピアッジオグループの一員。もともとモトクロスをはじめモータースポーツ参戦に積極的なメーカーとして知られている。実戦で培われるノウハウをダイレクトにフィードバック。とびきりホットなスーパースポーツ“RS660”に試乗した。 REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●ピアッジオグループジャパン株式会社

https://motor-fan.jp/bikes/article/5442