トヨタは現在、ピックアップトラック「ハイラックス」次期型を開発中だが、2025年11月の「Thailand International Motor Expo 2025(タイ・インターナショナル・モーターエキスポ2025)」で発表される見込みであると、地元メディアが報じている。
米「タコマ」のグローバル版とも言えるハイラックスは、前世代の7代目では一度日本市場を離れたが、2017年にデビュー(海外では2015年に登場)した8代目では13年ぶりに日本復活し、話題となった。

フォード・レンジャーのライバルであるハイラックスは、タイ国内のみならず他国でも生産されており、地元メディアによると、全面改良された2026年型は、2025年11月28日から12月10日まで開催されるタイ・インターナショナル・モーターエキスポ2025でデビューする予定とのことだ。ただし、画像は先行公開される可能性が高いようだ。
リークされた特許画像からも、予想CGはかなり信用度が高いと見られる。ややスリムになったヘッドライト、シャープなLEDデイタイムランニングライトを装備、テールライトは、縦基調のスリムデザインが採用されそうだ。

次期型では、新型ランドクルーザーやアメリカのミッドサイズピックアップトラック、タコマで採用されている、より現代的なTNGA-F方式ではなく、現行トラックのIMVラダーシャーシを継承することを選択したという。

だからといって、新型ハイラックスはスタイルばかりで中身がないというわけではない。インテルのステアリングシステムから、電動パワーシステムが搭載される可能性が示唆されており、これは燃費向上に寄与するだけでなく、トヨタが標準となっているADAS技術を搭載することも可能にするはずだ。

また、トヨタは既に、現行型ハイラックスの最高出力204psを発揮する2.8L直列4気筒ディーゼルエンジンに、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムを追加しているが、2026年にはプラグインハイブリッドモデルが登場する可能性があるとの報道もある。
タコマの2.4L i-Force Maxハイブリッドパワートレインを搭載することで、スポーティなGRハイラックスは最高出力330psと最大トルク630Nmを発揮可能性がある。また、トヨタは年末までにフルEVを発売することを示唆している。

特許画像のキャビン内部スケッチからは、新しいデジタルメータークラスターと、タブレット型タッチスクリーンの最新インフォテインメントシステムが搭載されていることも示されている。

この噂を受けて「ジャパンモビリティショー2025」での出展は見送られる可能性がありそうだ。





