新ユニフォームのデザインをベースにしたファングッズの展開もお楽しみ
今回のパートナーシップは、HRCが2026年から開始するF1への挑戦における「新時代の象徴」と位置づけられている。HRCはMotoGPとF1という2輪・4輪の最高峰カテゴリーに同時に挑戦する唯一の企業として、統一されたブランドアイデンティティを世界に発信する。

そしてミズノにとっては、今回の提携は約30年前にル・マンやパリ・ダカール・ラリーのチームをサポートして以来、グローバルなモータースポーツの舞台への復帰となる。2026年に創業120周年を迎える同社にとって、記念すべき年における重要な取り組みだ。

新ユニフォームは、MotoGP、F1、スーパーGT、スーパーフォーミュラ、IMSA、インディカーなど多岐にわたるレースカテゴリーで着用され、HRC(朝霞)、HRC Sakura、HRC USといった日米拠点でもデザインが統一される。ホンダとして、カテゴリーと地域の垣根を越えてデザインを統一するのは今回が初めての試みとなる。

新ユニフォームのデザインは、HRCのシンボルカラーであるトリコロールの水平ラインをベースとしている。赤は「勝利にかける人間の熱い情熱」、青は「理論に基づく高い技術」、白は「モータースポーツを愛するすべてのお客さま」を象徴し、「卓越した技術によって勝ち得た勝利の感動を、世界中のお客様にお届けする」というHRCの使命を視覚的に表現している。
レース現場で着用されるユニフォームには、過酷な環境に耐えうる高度な機能性が求められる。HRCの渡辺康治社長は、多様なレースカテゴリーと世界各地の異なる気候条件に対応する「わがままとも言える要求」を一つのデザインに落とし込むことは非常に困難であったと述べ、「ミズノの開発力、技術力なくしては実現できなかった」と同社の技術的貢献に感謝の意を表した。

新ユニフォームには、ミズノの先進技術が随所に採用されている。アウター類やシャツ、ポロシャツ、パンツには、人間工学に基づいた動作解析によるウエア設計「ダイナモーションフィット」を採用し、作業時の動きやすさを追求。腕の曲げ伸ばしや肩の回旋、足の屈伸動作時の引きつれや圧迫感を軽減している。
また、ニオイ対策として消臭素材「ミズノデオドラント」を採用し、汗のニオイの元となるアンモニアや酢酸、加齢臭の成分であるノネナールを中和分解する。寒さ対策としてベンチジャケットとジレには吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を、暑さ対策としてポロシャツとTシャツには吸汗速乾素材「ドライサイエンス」を採用し、様々な気候条件下での快適性を実現した。
さらに安全性と環境配慮の観点から、静電気を低減する制電性能を持つ素材を各アイテムに採用。ケミカルリサイクルによって作られたリサイクルポリエステル素材や再生PET素材を使用している。



ミズノの七條 毅専務は、同社のブランドスローガン「REACH BEYOND」(リーチビヨンド)に込められた「いつもその先へ挑む」という思いが、「挑戦を通じて夢の感動を世界中にお届けする」というHRCの使命と深く共鳴していると語った。
今後は新ユニフォームのデザインをベースにしたファングッズの展開も計画されており、一部ラインナップが販売される予定となっている。2026年は、HRC×ミズノのグッズをまとったホンダファンをサーキットで見かける機会も多くなりそうだ。




