2025年の普通(軽)自動車販売台数トップ10

| 順位 | 種別 | メーカー・モデル | 年間販売台数 | 前年比 |
| 1位 | 軽自動車 | ホンダ・N-BOX | 201,354台 | 97.6% |
| 2位 | 普通自動車 | トヨタ・ヤリス | 166,533台 | 100.2% |
| 3位 | 軽自動車 | スズキ・スペーシア | 165,589台 | 99.9% |
| 4位 | 普通自動車 | トヨタ・カローラ | 138,829台 | 83.2% |
| 5位 | 軽自動車 | ダイハツ・タント | 124,619台 | 132.9% |
| 6位 | 軽自動車 | ダイハツ・ムーヴ | 122,349台 | 291.3% |
| 7位 | 普通自動車 | トヨタ・シエンタ | 106,558台 | 95.9% |
| 8位 | 普通自動車 | トヨタ・ライズ | 100,851台 | 196.9% |
| 9位 | 普通自動車 | トヨタ・ルーミー | 95,221台 | 140.7% |
| 10位 | 普通自動車 | ホンダ・フリード | 90,437台 | 105.9% |
ホンダ・N-BOXが総合首位、トヨタ・ヤリスが登録車を牽引
総合首位となったホンダ・N-BOXは201,354台を販売し、軽自動車として他を大きく引き離した。前年をやや下回る97.6%ではあるものの、暦年の新車販売台数において4年連続の首位獲得となった。
広い室内空間、扱いやすいサイズ、先進安全装備のバランスが評価され、通勤や買い物からファミリー用途まで幅広いニーズに対応し続けてきた。「選んで間違いのない一台」という安心感が、長年にわたる人気を支えている。
2位に入ったトヨタ・ヤリスは166,533台を販売し、普通自動車では首位となった。前年比100.2%と前年並みの水準を維持し、コンパクトカーの中核モデルとして安定した支持を得ている。
優れた燃費性能、多様なグレード展開、日常使いに適したサイズ感が、幅広いユーザー層の選択を後押しした。
中位以下に並んだ実用モデルの顔ぶれ
3位のスズキ・スペーシアは165,589台を販売し、N-BOXに次ぐ軽自動車の有力モデルとして存在感を示した。広い室内空間と優れた使い勝手に加え、低燃費と価格帯のバランスが評価され、ファミリー層を中心に継続的な支持を受けた。
5位のダイハツ・タント(124,619台)は、広いスライドドアと高い室内空間効率が評価され、ファミリー用途を中心に安定した人気を維持した。
6位のダイハツ・ムーヴは122,349台で、前年比291.3%と大きく伸長した。販売台数の大幅増は、商品力の刷新が市場に反映された結果とみられる。
7位のトヨタ・シエンタ(106,558台)は、コンパクトミニバンとして取り回しの良さと実用性を両立し、子育て世代を中心に支持された。
8位のトヨタ・ライズ(100,851台)は、コンパクトなSUVとして都市部での使いやすさと汎用性が評価され、前年比196.9%と大きく伸びた。
9位のトヨタ・ルーミー(95,221台)は、スライドドアを備えたトールワゴンとして日常の利便性を重視する層から支持を集めた。
10位のホンダ・フリード(90,437台)は、コンパクトなボディサイズながらミニバンとして必要十分な室内空間を備え、狭い道路や駐車場でも扱いやすい点が評価された。
N-BOXとヤリスが示した実用重視の時代
2025年の販売データからは、「大きさ」や「派手さ」よりも日常での使いやすさを重視する選択が鮮明に表れた。上位には軽自動車、コンパクトカー、取り回しの良いミニバンが並び、日本の道路環境や駐車事情に適したモデルが支持された。
軽自動車ではN-BOXとスペーシアが市場を牽引し、普通自動車ではヤリスを軸にトヨタ勢が上位を占めた。「何に使う車なのか」が明確なモデルが選ばれる構図が、数字として表れた一年だった。
2026年以降は、安全装備の標準化や環境性能の進化が進む中で、「日常使いに無理のない一台」という価値をめぐる競争が一段と激化するだろう。
