2025年のSUV販売台数トップ10

【2025年】SUV販売台数で1位に輝いた、トヨタ・ライズ
順位メーカー・モデル年間販売台数前年比
1位トヨタ・ライズ100,851台196.9%
2位ホンダ・ヴェゼル67,239台89.1%
3位トヨタ・ハリアー52,653台82%
4位トヨタ・ランドクルーザー45,515台88.7%
5位スズキ・ジムニー41,366台160%
6位スバル・フォレスター31,688台137.9%
7位ホンダ・WR-V27,024台89.1%
8位マツダ・CX-524,520台126.3%
9位日産・エクストレイル19,940台62.8%
10位スズキ・フロンクス19,721台374.4%

2025年SUV市場の全体像とコンパクトSUVの躍進

2025年の日本の登録車販売において、SUV系モデルの年間販売台数TOP10には、コンパクトSUVからミドル・本格SUVまで幅広いモデルが並んだ。

SUVはレジャー用途だけでなく、日常の移動手段としても定着しており、とくに扱いやすいサイズのコンパクトSUVが市場を牽引した一年だった。

首位を獲得したトヨタ・ライズ

首位のトヨタ・ライズは、扱いやすいサイズと実用性を両立した点が支持された。全長が4m未満のコンパクトなボディながら、SUVらしい力強いデザインと存在感を備えており、都市部の狭い道路や駐車場でも運転しやすい点が魅力だ。

室内は前後席ともにゆとりがあり、ラゲッジスペースも実用的な容量を確保しているため、日常の買い物からレジャーまで幅広い用途に対応できる。燃費性能も優れており、ガソリン車とハイブリッド車の設定により、低燃費と走りの良さを両立している。

前年比196.9%という伸びは、こうした使い勝手の良さが市場で高く評価された結果と言える。

前年比374.4%を記録したスズキ・フロンクス

2位のホンダ・ヴェゼル、7位のWR-V、10位のスズキ・フロンクスはいずれもコンパクトSUVである。価格・サイズ・使い勝手のバランスが良く、都市部を中心に安定した需要を獲得した。

とくにフロンクスは前年比374.4%と大きく伸長し、新たな選択肢として市場に浸透しつつある。

フロンクスは全長約4mのコンパクトなボディサイズを持ち、日本の狭い道路や駐車場でも扱いやすい。マイルドハイブリッド搭載モデルを用意し、優れた燃費性能を実現している。加えて、走行安定性や快適性に配慮した設計により、都市での日常使いから週末のドライブまで幅広く対応可能だ。

先進の安全装備や運転支援機能も備えており、こうした実用性の高さと装備の充実が販売伸長を後押しした。

上質志向と走破性が支えたSUV市場

3位のトヨタ・ハリアーと4位のトヨタ・ランドクルーザーは、上質さや走破性を求める層に支持された。販売台数は前年を下回ったものの、依然として高い水準を維持した。

5位のスズキ・ジムニーは前年比160%と伸び、本格四駆としての個性が評価される結果となった。6位のスバル・フォレスターは安全性能と実用性の高さが支持され、堅実な販売を記録。

8位のマツダ・CX-5は上質な内装と走りが評価され、前年比126.3%と伸長した。9位の日産・エクストレイルは前年比62.8%と減少したが、依然として主要SUVの一角を占めている。

2025年SUV市場が示した変化と今後の見通し

2025年のSUV市場は、「コンパクトで使いやすいSUV」が主役になった一年だった。

首位ライズや急伸したフロンクスに象徴されるように、日本の道路環境に合ったサイズのモデルが強く支持される結果となった。一方で、ハリアーやランドクルーザー、ジムニーの上位入りは、上質さや走破性を求める層も依然として根強いことを示している。

今後のSUV市場は、単に売れる車をめぐる競争ではなく、「日常の使いやすさ」と「個性・性能」のどちらを選ぶかという価値選択の市場へ移行していく可能性が高い。

コンパクトSUVは装備や燃費がさらに良くなる一方で、本格SUVはコアな支持層に支えられて安定した人気を保ち、両者の違いがよりはっきりしていくだろう。