BMW M2 CS “M Performance Track Kit”
モータースポーツのノウハウを投入

BMW M社は、コンパクトパフォーマンスクーペ「M2 CS」に、サーキット走行に特化した「M パフォーマンス トラックキット」を設定。トラックキットには、専用エアロダイナミクスや専用足まわりが含まれ、公道走行可能ながらも、特にサーキットで大幅なパフォーマンスアップ手にすることができる。
近年、スポーツドライビング志向のドライバーの間では、トラックデイ(サーキット走行会)の人気が高まっている。クローズドコースで自身のテクニックを極め、パフォーマンスモデルのダイナミックな性能を限界まで引き出すことを求めるユーザーが増加しているという訳だ。これを受けて、BMW M社はトラックデイにおいてモータースポーツに近い領域を楽しみたいユーザーに向けて、M2 CS専用のトラックキットを開発した。
各コンポーネントは、モータースポーツに関する豊富な知見を持つBMW M社のスペシャリストとBMWが共同開発。すべてのパーツがBMWの風洞実験施設でエアロダイナミクスの最適化が図られた。シャシー開発を担当したのはプロドライバー兼BMW Mテストエンジニアのヨルグ・ヴァイディンガー。彼が最終的なチューニングの方向性を定め、自動車メーカーだからこその高いクオリティが確保されている。
後方に展開するスワンネック型リヤウイング

フロントセクションには、ディフューザーと一体構造の手動調整式フロントスプリッターを導入。固定式ホイールアーチディフューザーや、エンジンオイルクーラー前方下部のスクープと組み合わせることで、フロントアクスル周辺のダウンフォースレベルを大幅に向上させる。
BMW M4 GT4やM4 GT3にも採用されているスワンネック型リヤウイングに、専用の「レースモード」が導入された。レースモードを選ぶと、リヤウイングが後方へと50mmもスライドし、空力効果がさらにアップ。一方、「ストリートモード」ではウイングポジションが、ドイツの公道走行規定をクリアする。
このリヤウイングは、迎角を2段階に調整可能。サーキットのキャラクターに応じて、リヤアクスル周辺のダウンフォースを最大化することができる。さらに、視覚的なハイライトとしてリヤウイング一体型ブレーキライトも追加された。
足まわりには、伸び側・縮み側ともに4ウェイ調整式車高調サスペンション、調整式サポートベアリング、公道走行にも対応する専用モータースポーツダンパーシステムを採用。前後とも最大20mmのローダウンが可能で、車高は無段階で調整することができる。
オプションのエキゾーストシステム

今回、オプションとして「M パフォーマンス エキゾーストシステム」も用意された。トラックキットに最適化された排気レイアウトにより、最高出力530PSを発揮する3.0リッター直列6気筒ツインパワーターボの個性的なサウンドが、さらに際立つことになる。
このエキゾーストシステムは、BMW M社が50年以上にわたって培ってきた素材に関するノウハウが活用されており、レースシーンで実績を重ねてきたカーボンファイバーとチタンが組み合わせられた。M2 CSのリヤビューに際立った個性を加えるだけでなく、標準仕様から約8kgもの軽量化を実現している。

