Audi Q7 SUV

2015年以来となるフルモデルチェンジ

新型「アウディ Q7」のエクステリア。
11年という長いモデルサイクルを誇ったQ7がフルモデルチェンジ。2026年6月から欧州での販売をスタートした。

アウディはプレミアムSUV「Q7」のフルモデルチェンジを実施した。2015年に登場した2代目以来、約11年ぶりの全面刷新となった。3代目Q7は、ビジネスシーンから週末のリラックスした旅行、ロングドライブまで、あらゆる場面をカバーする高いユーティリティ性能が与えられている。

新型Q7は、2列シート5人乗り、3列シート6人乗り、3列シート7人乗り仕様をラインナップし、広々とした室内空間に加え、調光機能付きのイルミネーション付きパノラミックサンルーフを導入。パワートレインは、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボに「MHEVプラス」48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、「220kW」仕様と「180kW」仕様が用意された。

ドイツにおける価格は「180kW」仕様が8万7900ユーロ、「220kW」仕様が9万500ユーロから。すでに受注は開始されており、デリバリーは2026年9月から開始される予定だ。アウディAGのゲルノート・デルナーCEOは、新型Q7について次のようにコメントした。

「20年以上にわたり、アウディQ7は理想的なプレミアムSUVの象徴的な存在となってきました。新型Q7はその歴史を継承しながら、さらに発展させています。スポーティかつ力強いデザイン、高い実用性を備えた室内空間、上質なマテリアル、そして豊富な先進技術を融合させました」

「最大7人乗りに対応する柔軟なシートアレンジ、開放感を生み出す大型パノラミックサンルーフ、そして高品質な素材によってプレミアムな価値を強調しています。『MHEVプラス』テクノロジーと『quattro』全輪駆動を備えたパワフルなパワートレインによる自信に満ちた走りは、ビジネス、家族利用、レジャーのすべてに対応するでしょう」

最新世代のアウディデザイン

新型「アウディ Q7」のエクステリア。
薄型LEDヘッドライトに大型シングルフレームグリルを備えた、アウディの最新デザインが採用された。

2005年の初代デビュー以来、Q7は「quattro」全輪駆動システムによる優れた走破性と、高い実用性を兼ね備えたプレミアムSUVとして高い人気を集めてきた。エクステリアはQ7に求められる堂々としたプロポーション、高いショルダーライン、アウディを象徴するシングルフレームグリルにより、圧倒的な存在感をアピールする。

オプションの「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」は、マイクロLEDモジュールを導入。高解像度の光パターンを直接路面へと投影できるため、高度な配光制御やライティングアシスト機能を実現した。リヤには第3世代「デジタルOLEDテールライト」を採用し、コミュニケーションライト機能とアクティブデジタルライトシグネチャー機能を搭載する。

新型Q7はヘッドライトとテールライト合わせて、最大8種類のデジタルライトシグネチャーを選択可能。先代よりも細分化されたOLEDセグメントにより、立体感を持った魅力的なライティングデザインを実現した。さらに、新機能としてドアプロジェクションライトを搭載。運転席または助手席側のドアを開くと、白い菱形パターンが地面に投影され、パッセンジャーを出迎える。

3列シートによる豊富なシートアレンジ

新型「アウディ Q7」のインテリア。
新型Q7は広大な室内空間、2列目シート仕様と3列シート仕様を備え、5人乗り/6人乗り/7人乗りと豊富なシートアレンジに対応する。

新型Q7でも広大な室内空間が確保され、標準仕様は5人乗り、2列目に独立型キャプテンシートを初めてオプション設定した。さらに3列目の2座席と組み合わせることで6人乗り仕様となり、ビジネスクラスのような快適性と長距離移動性能を実現。人気の高い3列シート7人乗り仕様も引き続きオプション設定され、3個のチャイルドシートの装着にも対応する。

コンフォートエントリー機能により、2列目にチャイルドシートを装着したままでも3列目へのアクセスが可能。2列目シートは「65:35」で前方へチルトし、MMIシステム、Cピラーやラゲッジルーム内のスイッチから操作することができる。最上級グレードには透明度を切り替えられる大型イルミネーション付きパノラミックサンルーフを標準装備する。

オプションの「スポーツシートプラス」は、ヘッドレスト下部にライトを配置。車両の施錠・解錠時に点灯することで、シートの上質感をさらに際立たせる効果が与えられた。フロントドアにはトリム内部に組み込まれたアンビエントライトをオプション設定し、ダッシュボードとドアの輪郭照明が室内の横方向の広がりを強調する。

曲面デザインとOLED技術を採用した「アウディMMIパノラミックディスプレイ」は、「アウディバーチャルコックピット」と「MMIタッチディスプレイ」で構成。ダイナミック・プライバシーモード付きパッセンジャー・ディスプレイも、全てのモデルに標準装備される。

ラゲッジ容量は、5人乗り仕様が806L、2列目シートを倒すと最大2075Lまで拡大。7人乗り仕様は、2列目後方が722L、全てのシートを畳むことで最大1980Lもの広大な空間が出現する。

2種類の3.0リッター直6ディーゼルをラインナップ

新型「アウディ Q7」のパワートレイン。
パワーユニットは、3.0リッターV型6気筒ディーゼルターボに、「MHEVプラス」マイルドハイブリッドシステムが組み合わせられ、2種類の出力仕様が用意された。

新型Q7は高効率3.0リッターV型6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、2種類の出力仕様をラインナップ。最高出力220kW(299PS)、最大トルク630Nm仕様と、最高出力180kW(245PS)、最大トルク500Nm仕様が用意され、「MHEVプラス」マイルドハイブリッドシステムと電動コンプレッサーを組み合わせ、力強い発進性能と高い燃費性能を両立した。

「MHEVプラス」は、ベルト駆動式オルタネータースターター、Q7向けに改良されたパワートレインジェネレーター、リチウムイオンバッテリーという3つの主要コンポーネントで構成。この48Vマイルドハイブリッドシステムは、走行性能やドライビングエクスペリエンスを向上させるだけでなく、燃料消費量とCO₂排出量の低減にも貢献する。

パワートレインジェネレーターを介して、短時間であればモーターのみでの走行も可能。発進時や追い越し加速時には最大18kW(24PS)、370Nmのアシストを提供し、力強い加速をサポートする。電動コンプレッサーはエンジン全回転域で作動し、リニアかつ俊敏なレスポンスを実現。中間加速性能を向上させるとともに、アクセル操作に対するダイレクトな反応、効率性の向上、そして耐久性の向上にも寄与する。

新型Q7は次世代バイオディーゼル「HVO」燃料にも対応。HVO燃料は、使用済み食用油などの廃棄物や残渣原料から生成された再生可能燃料で、石油由来のディーゼルと比較して、ライフサイクル全体でCO₂排出量を最大70〜95%も削減することができる。

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