シエンタ、ノア、ハイエース。それぞれが違う”アウトドアの楽しみ方”を提案していた
モデリスタブースで大きく掲げられていた「TOYOTAで買えるアウトドア」というキャッチコピー。最初は「アウトドア仕様のトヨタ車が並んでいる」という意味なのかと思ったが、じっくり見ていくうちに、その言葉が伝えたかったことが見えてきた。
今回展示されていたのは、シエンタ「JUNO(ジュノ)」、ノア「MULTI UTILITY(MU)」、そしてハイエース「MRT(マルチロールトランスポーター)」の3台。いずれもモデリスタが手掛けるコンプリートカーだが、単に荷物が積めるクルマを並べたわけではない。それぞれが異なるライフスタイルを提案することで、「自分ならどんなアウトドアを楽しみたいか」を来場者に考えてもらう展示になっていた。
まず目を引いたのは、ハイエースMRT。圧倒的な荷室空間はもちろん、車中泊や長期旅行まで視野に入れたパッケージングは、3台の中でも群を抜く実用性だった。荷物を積んだままでも就寝スペースを確保できる余裕は、キャンプやサーフィン、釣りなど、本格的にアウトドアを楽しむユーザーには大きな魅力だろう。「遊びの基地」として考えるなら、この一台が最も頼もしく映った。
一方で、日常生活とのバランスを考えると、編集部が最も現実的だと感じたのはシエンタJUNO。コンパクトなボディサイズは街中でも扱いやすく、普段はファミリーカーとして活躍。それでいて休日になればアウトドアへ出かけられる空間と機能を備えている。「毎日は街で使い、休日だけ遊びに出かける」というライフスタイルには、この一台がちょうどいいと感じた。
そして、その中間に位置するのがノアMU。ラゲージスペースを有効活用できる専用フレームやボードによって、荷物と居住性を高いレベルで両立。ファミリーキャンプから趣味のギア運搬まで幅広く対応し、「ひとつのクルマで何でもこなしたい」という人にぴったりなパッケージだ。
つまり、「TOYOTAで買えるアウトドア」という言葉が伝えたかったのは、アウトドアに正解はひとつではないということ。車中泊を楽しみたい人、普段使いを重視したい人、一人で気ままに自然を満喫したい人。それぞれのスタイルに合わせて選べる”アウトドア仕様”が、トヨタディーラーで購入できるという安心感も含めた提案だったのだ。
派手なカスタムカーを見せるだけではなく、「あなたならどの遊び方を選びますか?」と問いかけてくるような展示。そのキャッチコピーの意味は、3台を見比べることで、ようやく腑に落ちた気がした。















