デモカーの仕様こそ
いま目指すべき完成系

パンスピード FD3S
■Ⅵ型ベース ■ノーマルエンジン
■LINK G4+ ECU
■純正タービン常時ツインターボ化 ■ 純正 ツインオイルクーラー
■パンスピード 3層インタークーラー
■HPI ラジエーター
■SARD キャタライザー
■パンスピード マフラー
■ATS カーボンツインクラッチ
■ATS カーボン2way L.S.D.
■パンスピード 車高調サスキット
■パンスピード ブッシュ
■ウインマックス ベースオリジナルブレーキパッド
■PFC 2 ピース ローター(F)
■ VOLK RACING VR.G2 (17×9.5J inset38)■ DIREZZA Z Ⅲ(255/40R17)
■パンスピード ボンネット/フェンダー/GTウイング
果てしなく滑らかに回り続けるロータリーフィーリングに、FD3Sの場合は13B-REW型のシーケンシャルツインターボの威力が相乗。しかし、パンスピードは「FD3Sに乗る醍醐味はエンジンばかりではない」という。
ハンドルを切ると、クルマがドライバーの意思にリニアに応える。そのレスポンスのよさはFD3Sの車体パッケージならではのもの。そこも楽しんでほしいというわけだ。
パワフルで壊れにくいエンジンをつくることに定評のあるパンスピードだが、フットワークチューニングにもこだわっていて、そんな思いのもとに、カスタマー車両のチューニングやメンテナンスに臨んでいる。
傾向としては、年月を経ても、凄くボディ系が傷んでいる車両はあまりないそうだ。ゆえに、シャシー系のリフレッシュが有効。
サスキットだけでなく、ダブルウイッシュボーン式サスペンションのアームブッシュを新しくして、アーム自体もクリーニングするメニューがある。
足まわりの構造上、リフレッシュに掛かる費用は嵩むが、「受けてよかった」というカスタマーの声も多い。FD3Sに乗り続ける満足度が高まる、最新メンテナンスの提案だ。
【Check Point】ステアリングラック⇒フロントに太いタイヤを履くなら その前に健全化

純正のタイヤサイズは前後225/50R16か、フロント235/45R17&リア255/40R17。
ハンドリング向上に前後255幅や265幅などの17、18インチハイグリップラジアルを履くのが定番だが……。
ステアリングラックのブッシュがくたびれていると、グリップにも負けて基部が動いてしまい、操舵時のフィーリングをダルくする。ラックやシャフトのジョイントも含め、チェックしたい。
ステアリングラックのブッシュは純正の新品が入手困難。パンスピードではメンテナンスメニューとして、オリジナルのウレタンブッシュへの交換を行っている。スタビ用なども設定。
【Check Point】足まわり⇒4輪ダブルウイッシュボーンの機能性を復活させる

FD3S RX-7のサス形式は4輪ダブルウイッシュボーン式だ。アームとリンクは軽量なアルミ製で、支持点数が多い。リアの一部ブッシュにはピロも使われる。
このような凝った構造で加速、減速、旋回に合わせてジオメトリーを最適にする方式ゆえに、各部を支えるブッシュの果たす役割は大きい。当然のこと劣化による潰れ、ひび割れは本来の走りを損ねてしまう。
デモカーは各部のブッシュがパンスピード製のウレタンブッシュと純正ピロブッシュに新品交換され、挙動がハンドル操作に同調して応える、FD3Sらしい走りのレスポンスを保っている。
Check Point:エンジン 13B-REWを好調に仕上げて味わう

ロータリーエンジンは側面に燃焼室を備える三角のローターがローターハウジング内を回転し、吸気、圧縮、爆発、排気の各行程を踏む。メタリングオイルポンプで内部に直接、オイルも供給する。
気密性を保つシール類、ローター、ローターハウジング、サイドハウジングの状態がエンジン性能に関わり、オーバーホールでは精密な計測と組み立てが、そのスパイスになる。13B-REWはシーケンシャルツインターボなど、独特の補機があり、そんな部分の管理も好調の維持には大切だ。
デモカーはエンジン、タービンいずれもノーマル。常時ツインターボ化のブーストアップで320㎰/7500rpm、 36㎏-m/6800rpm。冷却系は吸気温度にもよいVマウント。
ロータリーエンジンはハウジングの外周がウォータージャケット。茶色の部分はサビで、冷却水の管理を怠ると最悪の場合、水路の角が崩れ、冷却水の一部がシールラバーを超えてエンジン内部に混入する。
Part2は……

Check Point:エンジン、タービンをお届け!
7月28日 19:10~配信予定
■パンスピード
埼玉県蓮田市関山2-7-8
TEL048-764-2040

