ノーマルでサーキットを
走れる直6ターボ搭載車

第二世代のGT-Rは温存傾向にあり、R35もサーキットを走るとなると、それなりにコストが掛かる。RZ34フェアレディZに期待したものの、どうもキャラクターが異なるようだ。
そこで白羽の矢を立てたのがF87 M2コンペティション。R32/33/34 GT-Rと同じ直列6気筒ツインターボ搭載車だが、こっちのほうがぜんぜん新しくて元気に走る。
カスタマーの中には『第二世代』を売って買い替えた人もいれば、買い足した人もいる。それはR35オーナーにも波及した。
直6ツインターボ搭載車といえばRZ34とも同じで、FR同士だが、小排気量、低ブースト(RZ34はスピードリミッターカットで約1.4kg/㎠に対して、F87 M2コンペティションは0.8~0.9kg/㎠くらい)で富士のトップスピードが同じだったり、タイムが4~5秒速かったりする。
第一、ブレーキなども含め、ノーマルでサーキットを走れることも含め、アドバンテージが大きいのだ。
中古車でしか買えないが、そんなクルマが500万円前後から探せるのは(当時)、ある意味、魅力的といえるだろう。MCRはF87 M2コンペティションの巣窟となっている。
一方、G80 M3はどうだろう? スタンダードグレードが1500万円台でR35と価格的に変わらない。そして、R35は新車で買えなくなり、小林代表としては『次の担い手』と見ている。
富士スピードウェイはノーマルでR35と同じタイム。トップスピードは20℃を超える季節に276km/hで、269km/hのR35を上回った。ポテンシャルの高さを垣間見る。
そんなわけで注力しているこの2台。次のページではそれらの現状仕様と、目下、進めているパーツ開発について、まとめた。
MCR F87 M2 competition
サスとブレーキのパーツ開発に注力

TEIN FS2のスペシャルを装着
ストリート/サーキット両立のサスキットを開発中
富士スピードウェイ1分50秒台ぐらいまでなら純正サスでも問題ないくらい、よくできている。
現状はTEIN FS2のスペシャルを装着。FS2はコンフォート性が高く、ストリート派にオススメだ。TEIN製でストリートからサーキットまで網羅する車高調キット(スーパーレーシングに値するもの)をつくっていく予定だ。
ENDLESS Racing MONO6/MONO4と
400mm/380mmローターの組み合わせ
ノーマルパッドもなかなかタフでコントローラブル。しかし、パッドだけのチューニングは純正ローターが持たないため、ENDLESSのキャリパー&ローターを奢る。
フロントはRacing MONO6と400mm、リアはMONO4と380mmを推奨。パッドはフロントがSR01で、リアはCC32だ。
edirb 161と171の組み合わせがカスタマーに浸透!
ハンドメイドのキルトがホールド性に寄与

フルバケットシート顔負けの高剛性/高強度、ホールド性を備えたセミバケットシートedirb 161を運転席に、同171を助手席に装着。両サイドのハンドメイドによるキルトが体をそっと支え、ロングドライブの耐疲労性にも貢献。カスタマーも続々購入。
FUJITSUBO VVVの可変音量機構をフル活用
オーバーハング外側の軽量化も走りに効く

マフラーはFUJITSUBO VVV。可変音量機構でストリートは静かに走り、サーキットでは迫力サウンドを味わう。パワーフィールも良好で、トップスピードまでの到達が早い。軽さもメリットで、とくにリアのオーバーハングの外側が軽くなり、リアの挙動が穏やかになる。
MCR G80 M3
ENDLESSブレーキキャリパー&ローターから着手

現在は純正ホイールだが、前後20インチのBBSでそろえる予定。純正PILOT SPORT 4Sのまま、暑い時期に富士1分54秒0を刻んだ。
8月にENDLESSのブレーキキットをテスト。フロントはRacing MONO6キャリパーと鋳鉄ローター、リアは鋳鉄ローターだけで、純正カーボンローター超えの性能と低価格を実現する。サスはスプリングのみからのスタートだ。
■MCR
千葉県柏市大青田713-2
TEL 04-7199-2845







